2012 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
22520484
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Research Institution | 大学共同利用機関法人人間文化研究機構国立国語研究所 |
Principal Investigator |
竹田 晃子 大学共同利用機関法人人間文化研究機構国立国語研究所, 時空刊変異研究系, プロジェクト非常勤研究員 (60423993)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
三井 はるみ 大学共同利用機関法人人間文化研究機構国立国語研究所, 理論・構造研究系, 助教 (50219672)
小林 隆 東北大学, 文学研究科, 教授 (00161993)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 日本語 / 方言 / 語彙 / オノマトペ / 擬音語・擬声語 |
Research Abstract |
日本語の方言には現代語とは異なる独特の形態・意味用法を備えたオノマトペが数多く存在するが,データベースが存在せず,研究の基盤がないに等しい状態であった。本研究は,これまで研究が進められてこなかった方言オノマトペを対象に,基盤資料としての「日本語方言オノマトペ・データベース」の構築,方言オノマトペの特徴および分布実態の把握,調査に基づく記述モデル構築をめざし,次のことを行った。本研究の研究体制と具体的な作業内容は,次の(1)~(3)にデータベースの公開準備を加えた4点となる。 (1)「日本語方言オノマトペ・データベース」の構築(2010(平成22)年度~2011(平成23)年度) (2)調査の実施と調査結果の記述(2011(平成23)年度~2012(平成24)年度) (3)調査結果に基づいた記述モデルの構築(2012(平成24)年度) 2012(平成24)年度は,(1)のデータベース整備を完成させながら,(2)実地調査とその記述研究に基づいて,(3)特に東北方言におけるオノマトペについて,データベースを利用した『東北方言オノマトペ用例集』を作成しつつ,記述モデルの構築を試みた。手順は次の通りである。①データベースに基づいて方言オノマトペの記述調査の枠組みを設定し,特に東北方言において,オノマトペ標識・後続する要素のバリエーション,意味分野・用法を把握するための調査票を作成した。②データベースと他の既存資料の分析から,方言オノマトペの分布図を作成しつつ,③記述モデルの構築を試みた。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(15 results)