2012 Fiscal Year Annual Research Report
インタラクションを組織化する能力とその教授法に関する研究
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22520515
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Research Institution | Hokusei Gakuen University |
Principal Investigator |
柳町 智治 北星学園大学, 文学部, 教授 (60301925)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2014-03-31
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Keywords | 相互行為 / 会話 / 能力 / 日本語教育 / 英語教育 |
Research Abstract |
平成24年度においては、(1) 前年度に収集した、外国人留学生が授業の一環として理系大学院研究室を訪問しインタビューする場面のデータの分析を行い、その成果として、聞き手としての応答表現に関する共同発表を「日本語教育国際研究大会」において行った。(2) ボクシングの練習場面のデータをもとに、相互行為のマルチモーダルな組織化という観点から分析考察を行い、その成果を「International Conference on Multimodality (6-ICOM)」において共同発表した。(3) 23年度に発表を行った、留学生が日本語で質疑応答する際の「修復」の組織に関する論文を執筆投稿し採択が決定した(25年度に掲載予定)。(4) 所属先において他の研究者や大学院生とともにデータセッションを数回開催し、各種データをもとに意見交換を行った。この作業は25年度も継続して行っていく。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初の計画通り、データ収集、文字化、分析、考察の作業を進め、学会発表や論文投稿を通して知見の公表共有を行った。また、得られた知見をどのように教育実践につなげていくかについても、言語教育実践者を対象とした公開研究会を行うなどした。
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Strategy for Future Research Activity |
本科研課題は本年度が4年計画の最終年度となるため、研究知見の公表および教育現場との連携の作業を重点的に行う。具体的には、論文の投稿、発表、あるいは教育系、応用言語学系の学会での発表等を通して成果の発信を行っていく。
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