2012 Fiscal Year Annual Research Report
大学留学生の話し合い能力育成に向けたカリキュラム開発
Project/Area Number |
22520544
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Research Institution | Kwansei Gakuin University |
Principal Investigator |
森本 郁代 関西学院大学, 法学部, 教授 (40434881)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
柳田 直美 関西学院大学, 日本語教育センター, 講師 (60635291)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 教授法 / カリキュラム / 話し合い能力 / 評価 |
Research Abstract |
本研究の目的は、日本語教育の知見と「話し合い」についての他領域の成果を融合させ大学留学生の日本語による話し合い能力育成のカリキュラムを開発することである。本研究では、研究代表者らが策定した話し合いの評価指標と、日本人大学生の話し合い能力育成のための学習カリキュラムの成果を踏まえ、1)実際の話し合い場面の分析から日本語が中上級レベルの大学留学生の話し合い能力を調査し、日本人大学生との比較を行って留学生用の話し合い評価指標を策定する。2)日本人大学生向けのカリキュラムを基盤に留学生向けの話し合い能力育成カリキュラムを作成する。3)カリキュラムを実践して話し合い能力の変化を分析する。4)以上の1)から3)の結果を踏まえ、カリキュラムの改善を行う。上記4つの目的を達成するために、以下の4つのステップに従って進める。ステップ1.留学生の話し合い能力の現状分析・調査。ステップ2.カリキュラムの作成。ステップ3.カリキュラム実践と検証。ステップ4.カリキュラムの改善。 平成24年度は、平成23年度までに作成した暫定版カリキュラムの検討と改善を行った。具体的には、平成24年度前半に日本語教育学会実践研究フォーラムにて体験型ワークショップを実施し、日本語教育の現場に実際に立っている教育者や研究者から改善につながる知見を得た。平成24年度後半では、暫定版カリキュラムの実践、および日本人学生及び留学生の話し合いに対する評価の観点に関する調査結果を踏まえ、カリキュラムの改善を行った。さらに、海外から研究者を招聘し、本研究で収集したデータの分析手法及び今後の方向性について議論し、多くの示唆を得た。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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