2010 Fiscal Year Annual Research Report
クリティカルシンキングを活用した小中連携の英語教育の教員養成カリキュラム開発
Project/Area Number |
22520560
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Research Institution | Aichi University of Education |
Principal Investigator |
高橋 美由紀 愛知教育大学, 教育学部, 教授 (30301617)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
柳 善和 名古屋学院大学, 外国語学部, 教授 (40220181)
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Keywords | 外国語教師養成 / ICT / クリティカルシンキング |
Research Abstract |
22年度には、まず、物品費によって購入した図書などを利用してクリティカルシンキング、教員養成制度およびそれに関わる周辺領域の理論的な研究を行った。併せて海外出張先(フィンランド、フランス、シンガポール)についての事前調査も行った。また国内の学会(外国語教育メディア学会、小学校英語教育学会、中部地区英語教育学会)に出張し多くの発表を聞く機会を得て、発表者から個別に有益な情報を得た。 海外出張として9月にフィンランド、フランスの各国で小学校1校、中学校1校、中等学校1校と日本語補習校(パリ)を視察した。また11月にはシンガポールで日本人学校(小学校、中学校)、シンガポール現地校(小学校2校、中学校1校)とNational Institute of Educationを視察した。いずれの学校でも英語の授業を参観し、学校長、担任やその他の教員と意見交換する機会が持てた。フィンランドではヘルシンキ市郊外のエスポー市の総合学校(小中併設)を訪問し、授業参観と併せて校長や一般の教員に話を聞き、学校内での教員配置の実際や勤務形態などについて聞き取りを行った。ヘルシンキ市内の中等学校(中高併設)でも授業参観とともに、教員配置や教員の経歴などを個別に調査した。フランスではフランス甲南学園トゥレーヌ高等部を訪問し、学校の授業の様子を調査するとともに、フランスの教育制度について現地の情報を得た。またパリの日本語補習校でもどうようにフランスの教育制度について日本語補習校に通う子供たちの実態との関連で調査した。シンガポールでは現地校での授業参観とともに、National Institute of Educationでは、シンガポールにおける教員養成の実際を授業参観などを通じて体験することができた。研究テーマとしているクリティカルシンキングの考え方を利用した教員養成制度との関係で、訪問した学校で教員との面談の時間を確保し聞き取りを行った。
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