2012 Fiscal Year Annual Research Report
コミュニケーション方略としての「言い換え」の指導内容と指導方法に関する研究
Project/Area Number |
22520566
|
Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
高塚 成信 岡山大学, 教育学研究科(研究院), 教授 (70132652)
|
Project Period (FY) |
2010-10-20 – 2013-03-31
|
Keywords | 言い換え / コミュニケーション方略 / シラバス / 教材(テキスト) / 活動 |
Research Abstract |
(1)平成23年度に作成した,現行版中学校英語教科書 (Sunshine English Course Books 1, 2, 3)及び高等学校英語教科書 (Sunshine English Course I, II)の本文に現れる「言い換え」及び「言い換え」に使用することができる言語材料(語・語句・文法)の分析に基づいた中学1年生から高校3年生までの「言い換え」指導・学習シラバスに即して,平成24年度は,中高6年間一貫で使用することができる「言い換え」指導・学習のためのテキスト(指導書・自学書)を作成した。これは,英語指導・学習シラバスに,その重要かつ不可欠な一部として「言い換え」の指導・学習を体系的に組み込んだ本邦初のテキストであるばかりではなく,海外にも例を見ない,非常に独創的なものである。 (2)テキストは,各学年8-10ユニットから成っており,それぞれのユニットは,「言い換え」手法の提示,自学自習でも十分に理解可能な解説,「言い換え」手法の理解と定着を目的とした練習問題から構成され,かつ,各学年末とコース末(高校3年修了時)には,「言い換え」能力到達判定テストが作成されている。また,15の「言い換え」の手法が,スパイラルにユニットに配置され,繰り返しと発展によって定着が図られるよう工夫されている。 (3)なお,テキスト中の各ユニットの「言い換え」についての説明,具体例,およびテキスト中の練習問題および「言い換え」能力到達度判定テスト問題については,平成23年度に行ったパイロットテストで明らかになった問題点(例えば,練習問題やテスト問題が英作文の活動に終始しがちで単調になること,など)に基づいて,活動を多様にするなど,かなりの修正を加えて改善を行っている。ただし,一部検討を要するところが残っているので,夏頃まで公表を控える。
|
Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
|