2011 Fiscal Year Annual Research Report
英語科教師教育のための教室英語力育成プログラムの開発
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22520567
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Research Institution | Naruto University of Education |
Principal Investigator |
山森 直人 鳴門教育大学, 大学院・学校教育研究科, 准教授 (30346621)
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Keywords | 教室英語 / 教師教育 / 英語科教育 / 外国語活動 |
Research Abstract |
平成23年度の主要目的は、(1)文献調査の継続、(2)現職教員および教育実習生の教室英語使用に関するデータの収集・分析にもとづく、小学校教員・中学校英語科教員に求められる教室英語力のスタンダードの改良、(3)同スタンダードに基づく教室英語力育成トレーニングプランの構想と試行的展開、(4)教室英語力育成支援ツールの開発、(5)研究成果の公表、であった。 まず、(1)第二言語習得研究等に関する最近の動向をふまえながら、特に小学校外国語活動における教室英語使用のあり方に関して理論的考察を深あた。次に、(2)英語力と教室英語力の関係解明のために、英語科教育コース実習生の英語力標準テストのスコアと実習授業(教室英語使用状況)の映像を収集した。また、学校現場における教室英語使用の現状を把握するために、小学校教員及び中学校・高校英語科教員を対象に面接調査を実施した。特に小学校については外国語活動の授業観察・分析を進め、(1)の成果もふまえながら外国語活動のための教室英語力スタンダードのあり方を考察し、論文にまとめた。そして、(3)(1)(2)の成果にもとづき、外国語活動における教室英語使用のトレーニングプランを構想し、支援依頼のあった小学校の校内研修会や地域研修会において実施した。同時に教育学部生対象の授業において教室英語力育成トレーニングプランを実施した。(4)以上の研修会や授業において、教室英語力育成支援ツールとして、トレーニング用ワークシートや自己省察用ウェブ掲示板(授業のみ)を使用した。(5)平成22年度に実施した教員養成学部における教室英語力を育成するための授業プログラムの実践報告を学会発表し、論文として公表した。また、平成22年度に実施した小学校教員と中学校・高校英語科教員に対する、教室英語力に関するアンケート調査の結果をまとめ、その一部を論文として公表した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
文献調査にもとづく理論的考察と、教室英語の使用状況を把握するためのデータ収集を同時並行で行なってきたが、文献調査に予想以上の時間を要したため、収集したデータを分析するための時間を十分に確保できなかったことにbよる。
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Strategy for Future Research Activity |
本科研プロジェクト開始当初の研究計画よりもやや遅れてはいるが、今年度は研究作業の中心が、文献調査とデータ収集からデータ分析へ移行するため、研究作業はかなり進展すると考えている。データの入力や整理・確認作業など可能な部分は研究補助の学生の協力をえて進めるなど、作業の効率化をはがる。
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Research Products
(3 results)