2011 Fiscal Year Annual Research Report
医学英語教育の基礎研究:タスク中心の有機的統合的教材開発
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22520570
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| Research Institution | Kagoshima University |
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Principal Investigator |
樋口 晶彦 鹿児島大学, 教育学部, 教授 (20189765)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
坂本 育生 鹿児島大学, 教育学部, 教授 (80153906)
富岡 龍明 鹿児島大学, 教育センター, 教授 (90310010)
橋口 知 鹿児島大学, 教育学部, 准教授 (90315440)
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| Keywords | 医学英語の語構成 / 略語の選択 / 語彙・略語の教材開発 / 読解・聴解の教材開発 / Nurse-Patient Talks / Doctor-Patient Talks / 疼痛学会痛み、症状 / 薬、病院スタッフ |
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| Research Abstract |
平成23年度の研究成果
本年度は、(1)専門語彙、略語の研究と教材開発(2)読解、聴解のタスクと教材開発(3)BMJ他関連論文のテクスト分析及びタスクと教材開発と三つの研究を当初計画していた。結果として(1),(2)の研究とその教材開発を完了できた。(3)に関しては、完了できなかったものの、平成24年度研究計画において計画立案していた(1)薬と痛みに関する研究を先に23年度に先取りしてその研究開発を完了できたので、23年度はかなりの研究を集中して進めることが出来たと考えている。以下に具体的に説明する。
(1)専門語彙、略語の研究と教材開発:専門語彙を医学英語の語構成(語幹+接尾辞),(接頭辞+語幹)さらに脳・神経系、消化器系、循環器・血液系、耳鼻・咽喉科系、リンパ・免疫系、泌尿器・生殖器系、呼吸器系、皮膚・関節系、骨格・筋肉系、内分泌系、細胞・組織系、腹部系、病状とに分化して語彙の選択、構造の説明などを行い同時に略語の選択も実施して語彙と略語の教材開発を完了した。
(2)読解、聴解のタスクと教材開発:読解問題に関しても教材のReading sectionの中に入れる読解問題をUnit 1-Unit 15まで15種類選択した。さらに、聴解に関しても書き下ろしのNurse-Patient Talk, Doctor-Patient TalkをそれぞれUnit 1-Unit 15まで15種類書き下ろしを完成させた。
(3)薬と痛みの研究と教材開発:薬、痛みにさらに症状を含めて教材開発が完了できた。薬に関しては風邪薬を中心として薬の選択を行った。痛みに関しては疼痛学会の紀要論文から主に選択した。症状も頻度の高いものを選択してそれらの教材開発を完了できた。23年度は、これらにさらに人体、病院のスタッフ、看護師の携帯品などを含めて教材開発がほぼ完了したために、3月末には出版社との最終的なTMを含めた出版の打ち合わせに入る。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
夏休み、冬休み、春休みのみならず、平時に積極的に集中して仕事に取り組んだことが結果として当初の計画以上に進展した大きな要因の一つと思う。さらにもう一つの要因は、教材開発のためのテクスト出版社が早めに名乗りを挙げてくれたことと、さらにその出版社との時間の調整、今後の執筆計画等も予想以上に順調に進んだことが功を奏したのではなかろうかと考えている。平成24年度には教材開発の最終目的であったテクストの出版が夏前には完了する予定である。
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| Strategy for Future Research Activity |
今後は、24年度の最後の研究年度で残されたBMJ他学術論文のテクスト分析をEva Text Analysisにおいて実施して、次にWriting AbstractにおいてEMP(English for Medical Purposes)における抄録の英文の特徴を明確にしていきたい。そして、最終的にその英文抄録の書き方の指導にまで言及することが本年度の研究計画である。最終的に、日本医学英語教育学会、及びJACET(大学英語教育学会)などにおいて研究発表を行いたいと考えている。予算と時間が叶うようであれば、韓国応用言語学会(ALAK)、ASEAN TEFLなどの学会において口頭発表することもありうる。
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Research Products
(4 results)
