2010 Fiscal Year Annual Research Report
英語による発表技能を高めるためのコミュニケーション方略指導
Project/Area Number |
22520577
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Research Institution | Hiroshima City University |
Principal Investigator |
岩井 千秋 広島市立大学, 国際学部, 教授 (60176526)
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Keywords | コミュニケーション / 方略 / 発表 / シラバス / ピア評価 / 第二言語習得 / パフォーマンス |
Research Abstract |
本研究は3年計画であり、初年度は2、3年目に実施を予定している実証データの収集に向けた研究の準備段階と位置づけ、予定どおり次の2つを行なった:1)関連する先行研究のレビュー、2)実証研究で使用するソフトの開発。 1 については、外国語(英語)によるプレゼン(以下、プレゼン)を実証的に調査し、言語習得や言語使用への貢献を応用言語学の観点から論じた国内外の研究論文を渉猟した。また、2年目に行なう実証研究では実際のプレゼンテーションの指導実践を行うため、それに必要なシラバスの作成の参考になる、プレゼン用の実践書や教科書も収集した。 2 については、業者に委託し、研究者の要望を取り入れたソフトを作成してもらうべく、頻繁に会合を重ねた。まだソフトの作成過程では、運用テストも必要としたため、学生モニタを募集し、テストに協力してもらうなどした。このソフトは、学習者がウェブカメラを使って自分のプレゼンの様子を収録し、作成したファイルを、学習者間でネットを通じて交換し、お互いが収録ビデオを視聴して、いわゆるピア評価を行なうためのものである。画像ファイルのみならず、テキストファイルや音声ファイルも扱え、学習者間のピア評価の組み合わせやその数は用途に応じて、ランダムにいくつでも作成することが可能である。さらに、サーバには画像等のファイルが蓄積され、学習者がPCを通じて入力するコメントもすべてログ記録として残される仕組みである。このソフトを使って、2年目の研究では、1学期間、プレゼンに関する授業を行い、学習者の変化状況を分析することにしている。 これらの研究に加え、初年度は、本研究者が代表を務める大学英語教育学会中国四国支部で行っているオーラル・プレゼンテーションに関するイベントも、本研究の一環として行った。イベントには全部で7大学の教員や学生が参加し、その成果を報告書としてまとめた。
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Research Products
(2 results)