2010 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
22520585
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Research Institution | Tokyo College of Music |
Principal Investigator |
大和田 和治 東京音楽大学, 音楽学部, 准教授 (00288036)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
ヴィクトリア ミューライゼン 早稲田大学, 国際教養学部, 准教授 (70277804)
筒井 英一郎 広島国際大学, 薬学部, 講師 (20386733)
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Keywords | 非対格動詞 / 学習者コーパス / 教科書コーパス |
Research Abstract |
平成22年度は2点研究発表を行った。第1に、日本の中学校の英語教科書の自動詞の分析を行った。日本の教科書出版社6社の中学生向け英語教科書の英文テキストから、英単語に対し形態素情報を付与した、教科書コーパスを作成した。高頻度で現れる自動詞に後続する単語の形態素情報を分析し、中学生向け英語教科書における動詞使用の傾向を数値化した。併せて、分析対象動詞に隣接する複数単語を自動抽出し、単語列と形態素情報を自動表示するMS-Excelのマクロを開発した。 第2に、日本人大学生の非対格動詞のコーパス研究を行った。これまでの第二言語習得研究は、英語学習者は、英作文の際、非文法的である、非対格動詞(appear, happen, occur等)の受身形を使用することを示してきた。本研究では、日本人大学生の大規模英作文コーパスを用い、上記の3動詞の使用例と学習者の英語習熟度レベルの対応関係を統計的に分析した。その結果、動詞によっては、習熟度レベルを問わず、非文法的な非対格動詞の受身形の使用率が高いことを明らかにした。 平成23年度は以上の基礎的研究を踏まえ、上記2つのコーパスにタグ付けを行い、英語自動詞のコーパス研究を行うとともに、最終的な目標であるアニメーション教材の作成に着手する。
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Research Products
(4 results)