2012 Fiscal Year Annual Research Report
セミダイレクト添削手法を用いたオンライン指導モデルの構築とその効果の検証
Project/Area Number |
22520592
|
Research Institution | Chubu University |
Principal Investigator |
小栗 成子 中部大学, 語学センター, 教授 (70329671)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
柳 朋宏 中部大学, 全学共通教育部, 准教授 (70340205)
|
Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
|
Keywords | ライティング添削指導 / Moodleモジュール / 自律的な学習 |
Research Abstract |
本研究では、ライティング添削指導のためのWebシステムERRMarkerをMoodleモジュールとして開発した。第一の目的は、学習者が自発的に弱点を認識し、学習目標を設定し、学習を段階的に遂行できる指導モデルの構築であった。今年度はこのモジュールを学習者、教授者が使いやすいものとするため、ユーザビリティ向上を最優先課題とした。ユーザビリティの向上としては、画面遷移を減らし、プルダウンやフローティングウィンドウを活用してマウス移動、ボタンのクリック回数を最小限にすることができた。Moodleの特性が要因となり、開発に時間を要したがMoodleモジュールとして、添削指導の機能面では次のような仕様を組み込むことに成功した。 本モジュールを利用した際の学習者側のメリットは、添削指導を一過性のものにするとこなく、次の学習へとむすびつけられるプロセス重視をしていることにある。学習しながら自己の弱点を確認できるチャート機能の投入や、学習のヒストリーをたどれる機能や、TO DOリスト、コメントのやりとりを教授者と双方向に行うことにより、学習者はオンラインとはいえ一人でパソコンに向かって作業をしている感覚から、誰かに見守られ支援されながら、指導者とリアルタイムあるいは異なった時間、場所でコミュニケーションすることができる。また、学習プロセスを全て学習ノートのように保存し、見直したり、それをもとに次への目標設定を自発的に行ったりするとができるようになった。インターフェースからは余分な画面遷移や操作を一切除去し、マウスオーバー機能をできる範囲で活用した。 教授者側にとっては、学習者のTO DOリストに指導中に容易に入力して学習助言をしたり、コメント機能を補助としてERRMarkerだけでは不十分な学習者への支援ツールを強化することができたほか、指導データを全て書き出せる機能も付けることができた。
|
Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Research Products
(4 results)