2012 Fiscal Year Annual Research Report
二次元ドットコードを活用した障害者英語教育情報保障に関しての研究
Project/Area Number |
22520594
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Research Institution | Nihon Fukushi University |
Principal Investigator |
馬場 景子 日本福祉大学, その他部局等, 非常勤講師 (80424943)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
都築 正喜 愛知学院大学, 教養部, 教授 (50106019)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 障害者情報保障 / 二次元ドットコード / 音声ペン / 発話障害 / 手話ペン |
Research Abstract |
本研究は、障害者への情報保障を確保するために二次元ドットコードと読み取り機器を活用することを目的とした。今年度は最終年度であるため、その成果を大いに社会に公表することを中心に研究活動をおこなった。本研究が扱う障害が各種であったが、24年度は、特に、聴覚障害、視覚障害、発話障害に焦点をあてた。 聴覚障害に関しては、読み取り機器の仕様を映像出力にし、「手話ペン」と命名した。明日のろう教育を考える協議会編『学校生活の手話』全編を録画し、英語科関連のみを二次元コード化した。このことには、障害を持つ人と持たない人の手話によるコミュニケーションをより可能にすることができるようになる。また、この成果は、筑波技術大学障害者高等教育研究支援センター、文部科学省認定、教育関係共同利用拠点「障害者高等教育拠点」(事業名:聴覚・視覚障害学生のイコールハブアクセスを保障する教育支援ハブ構築)の作成したパンフレットに掲載された。 視覚障害に関しては、二次元ドットコードシートをを立体コピーに貼りつけ、さらにフィギュアに貼りつけることにより、平面図と立体の双方を指で触る事で、実物の形を縮小ではあるが認識が可能になり、さらに読み取り機器(音声ペン)により、部位の解説を連続ではなく、ランダムに聞ける可能性を示唆した。この研究成果は日本英語音声学会等で成果を報告した。 音声コミュニケーションを主体に行ってきて、事故、嚥下等など途中で発話障害になってしまった障害を持つ人を対象に監修した『おしゃべりブック 翻やくん』は、公的助成金の対象となった。分類は「情報・意思疎通支援用具→携帯用会話補助装置」である。公的な助成金対象になったことにより、単に紙面の研究に留まらず発話障害を持つ人の情報支援のため実用が可能になった。 なお、以上3点の主研究成果は、日本英語音声学会編『英語音声学17号』に掲載されている。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(4 results)