2012 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
22520596
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Research Institution | Kyoto Sangyo University |
Principal Investigator |
西谷 敦子 京都産業大学, 外国語学部, 准教授 (50367942)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 英文法 / 項目難易度 / ラッシュ分析 / アンケート |
Research Abstract |
22年度、23年度に難易度を検証した38項目の文法問題の中に、問題作成者は全く同じ難易度だろうと想定していた問題が統計的に大きく差が出たものがいくつかあった。その一例として、to-不定詞を入れる以下の2問がある。 A. He asked his friend (to go) to the party because he didn’t want to make a speech there. B. Mr. Kondo wanted his children (to clean) the room because they didn’t have space to sit down. 「ask + 人 + to」「want + 人 + to」のパターンであり、この問題を作成した日本人とアメリカ人は共に、同等レベルの問題であろうと思っていたが、ラッシュ分析の結果、Aの方がBよりもはるかに難しいという結果になった。この差の理由・原因が全く思いつかず、その潜在理由を探るべく、学生達にアンケートを実施し、「どちらの問題が難しく感じるか」「その理由は何故か」を尋ねた。その結果、以下のような回答があった。1 ask~to~より、want~to~の方がなじみがある。2 Aのaskのあとにthatが省略されていて、his friendがthat節の主語だと思ったのでto~は入らないと思った。3 Aは空欄の後ろにtoがあるので、空欄にtoを入れるとtoが2つ続いておかしいと思った。4 Aのto the partyのtoがask~toのtoだと思った。これらはどれも全く予想もしなかった回答であり、学生は、文法問題を解く際、問題作成者(教師)とは違った視点で問題文を見ているようだ、ということが分かった。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(1 results)