2012 Fiscal Year Annual Research Report
中国語コミュニケーション文法およびその導入のための教材・教授法の構築
Project/Area Number |
22520601
|
Research Institution | Kansai University |
Principal Investigator |
山崎 直樹 関西大学, 外国語学部, 教授 (30230402)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中西 千香 愛知県立大学, 外国語学部, 准教授 (50548592)
西 香織 北九州市立大学, 外国語学部, 准教授 (70390367)
植村 麻紀子 神田外語大学, 外国語学部, 講師 (70512383)
鈴木 慶夏 釧路公立大学, 経済学部, 准教授 (80404797)
|
Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
|
Keywords | 中国語教育 / コミュニケーション能力 / バックワードデザイン(逆向き設計) / 文化理解 / ルーブリック / コミュニケーション・ルール |
Research Abstract |
『中国語教育の基盤の再設計にむけて』と題する公開ワークショップを行い(2013年3月9日、早稲田奉仕園)、メンバーのそれぞれが当課題の研究期間の成果の中でも、特に斯界と共有したい成果を選んで、トーク形式で発表と参加者との討論を行った。発表題目は、「目標分解と学習要素設定のシステム―遠隔ゴールから直近ゴールへ」(山崎)、「ルーブリックによる評価の波及効果」(植村)、「テキスト・授業の中にいかに文化理解を盛り込むか」(中西)、「呼称からみた中国語コミュニケーション・ルール―「上下」・「親疎」のものさしをいかに使うか」(西)である。この発表の要旨は当課題の成果発表と共有のために開設した専用ウェブサイト『中国語コミュニケーション文法を考える』(http://www2.itc.kansai-u.ac.jp/~ymzknk/kome/)で見ることができる。 このワークショップの翌日、メンバーだけで会合をもち、当研究課題の成果を集成した企画中の図書『中国語教育の基盤の再設計』の内容について討論した。また、今後、この研究課題のもと、メンバーそれぞれがどのように研究を進めていくべきか、また、その成果を共有し斯界に広く問うための発表形式としてのセミナー開催について、意見を交換した。 また、研究期間全体を通じての成果として、メンバーそれぞれがどのような分野で、コミュニケーション能力の育成を重視する中国語教育に貢献していけるのかという方向性が明らかになった。その方向とは、バックワードデザインによる教材設計のシステム化(山崎)、同デザインによる新しいタイプの授業・ルーブリックによるパフォーマンス評価の効果検証(植村)、レアリアを用いた文化理解授業の設計(中西)、同デザインの理論的妥当性と学習効果の検証(鈴木)、語用論的・社会言語学的視点による中国語教育の構想(西)、などである。
|
Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Research Products
(21 results)