2013 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
22520616
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
山下 淳子 名古屋大学, 国際開発研究科, 教授 (00220335)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2014-03-31
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Keywords | 読解力 / 構成要素 / 外国語 / 母語 / 聴解力 / 文法力 / 語彙力 / 単語認知 |
Research Abstract |
第二言語読解力の個人差を説明する構成技能を発達的に調査し、読みの習得理論と教育への示唆を得ることを目的とした本研究課題の最終年となる4年目は、昨年度から引き続いて取り組んできた論文(大学生を対象とした多変量解析に基づく研究成果)の投稿を完了し、2014年4月現在審査の最終段階まできている。 次に、中高生を対象にする部分では、2013年3月の第一回目のデータ収集後、この研究を縦断的研究に発展させる承諾を協力校から得ることができた。つまり、本研究課題は中3~高2までの3学年を横断的に調査するものであるが、昨年参加した中3に対して継続して高1、高2の時点でテストし、縦断的研究に発展させるというものである。そのため、2013年3月は同じテストを3学年すべてに実施したが、2014年3月は、中3の生徒と、2013年に中3で2014年に高1になった生徒に、異なるテストを実施するデザインを追加した。中3用のテストはTest Battery 1 (TB1)、高1用のテストはTB2と呼ぶ。この発展的変更のため、2014年度はまずTB2を新たに作成した。継続研究であるため、同じ種類のテストをTB1作成と同様に予備調査を繰り返して作成した。ただ、中3時と高1時の様々なコンポーネントの力を比較する必要があるため、係留項目を残してTB1とTB2の関連付けをつけられるようにした。また、生徒への負担を少しでも軽減するため、2013年3月の300名を超える生徒から収集したテストデータに基づき、いくつかのテストで項目を削減した(TB1_2)。このようにして準備したTB1_2とTB2を、2014年3月に2週間かけて実施した。対象となったのは、中3の80名と高1の120名である。データ収集は計画通り進み、2014年度内にテストの採点、入力作業の一部を終了し、残りの分析作業と本格的な縦断的研究は、新しい科学研究費補助金を受けた研究課題に受け継がれる形で、本研究課題を終了した。
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Current Status of Research Progress |
Reason
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(5 results)