2012 Fiscal Year Annual Research Report
児童英語教育における教師―児童の談話分析と英語習得の総合的研究
Project/Area Number |
22520627
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Research Institution | Kanda University of International Studies |
Principal Investigator |
田中 真紀子 神田外語大学, 外国語学部, 教授 (40236633)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
本多 正敏 神田外語大学, 公私立大学の部局等, 研究員 (20554827)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 言語学 / 外国語教育 / 早期英語教育 / 談話と習得 |
Research Abstract |
本研究は、小学校英語活動において、教師(担任/外国語指導助手[ALT]、英語支援の教員)のどのような発話(特に教師の児童に対する指示や質問、フィードバック)が児童の「理解」や「習得」を促すか、談話分析を通して、その特徴を明らかにし、教授法への提言や教材・指導マニュアルに還元しようとするものである。 最終年度は、平成22・23年度の研究成果を取りまとめながら、児童英語教員養成課程の学生の教師認知研究にも取り組みつつ、小学校英語教員を対象としたモデルトーク集を発行し、研究連携機関である船橋市教育委員会管轄下の小学校に発送する活動を行った。 活動内容の詳細に関しては、本研究から派生した研究として本学児童英語教員養成課程の学生の教育実習(船橋市教育委員会管轄下の小学校での教育実習)後の教師認知を考察した研究を関東甲信越英語教育学会第36回大会(2012年8月18・19日、於 共愛学園前橋国際大学)で発表し、その後、平成22年度に収集した小学校2校での授業観察記録のデータに基づいて担任教師による児童の言語習得サポートと具体的な手立て(ジェスチャー・日本語・文脈の使用)、そして、その役割を考察した研究を第38回全国語学教育学会年次国際大会(2012年10月14日、於 アクトシティ浜松)で発表した。さらに、3年間の談話分析研究の成果を踏まえ、児童の思考に働きかけながら言語習得を促すための教師の発話や発問等を12のテーマに分類して取りまとめたモデルトーク集を執筆・発行し、本研究の連携先である船橋市教育委員会管轄下の小学校(本学児童英語教員養成課程の教育実習先)に配布することを通じて、社会還元を図った。 今後はモデルトーク集に基づく指導者養成・研修に取り組みながら、実践に根付いた指導資料集として発展させることを主眼とした社会貢献活動に努める。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(16 results)