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2010 Fiscal Year Annual Research Report

短期語学研修を含む通年型英語学習プログラムにおける学習ストラテジー指導の効果

Research Project

Project/Area Number 22520633
Research InstitutionSoka University

Principal Investigator

尾崎 秀夫  創価大学, 文学部, 准教授 (80339762)

Keywords英語 / 英語教育 / 学習ストラテジー / 短期語学研修
Research Abstract

I.改訂版SILLの作成
私立大学の学生78人に日本語版SILLに回答してもらい、因子分析を実行したところ、16もの因子が抽出された。これはOxford(1990)の分類による6種の学習ストラテジーのカテゴリーとは大きく異なる結果となった。強制的に6つの因子を抽出し、各質問項目がどのようにその6つの因子に分かれるかを見たところ、ほとんど規則性のない分類となった。Robson & Midorikawa(2001)やWatanabe(1991)らの先行研究においては、日本語版SILLの妥当性が疑問視される結果となっていたが、本研究においても同様の結果となった。また、木村(1998)は日本語版SILLには質問の曖昧さ、二重質問など5つの領域に渡り問題があると指摘した。木村が提示した基準に従って、各質問項目の表現に関する問題を精査したところ、50問中47問に曖昧さ等の問題が発見された。これらは、日本語版SILLの妥当性の脆弱さを改めて裏付ける結果となったが、同時に問題点が明確になり、改良への道筋をつけることができた。
II.学習ストラテジー指導を組み込んだ大学英語授業のシラバス作成
授業で取り上げるストラテジーを決定し、その紹介と練習方法を組み込んだ授業計画を作成し、同時にそれを用いた授業を行った。その中で、取り上げるストラテジーの数が限られていることや、学習者が一人でも練習できるような課題、どの程度ストラテジーが身についたのかを振り返る評価活動などが不足していることが分かった。今後それらを取り入れたより総合的なシラバスにする必要性が明確になった。

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Published: 2012-07-19  

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