2010 Fiscal Year Annual Research Report
小中連携による教育力を生かしたコミュニケーション能力養成のための評価に関する研究
Project/Area Number |
22520636
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Research Institution | Kyoto University of Foreign Studies |
Principal Investigator |
齋藤 榮二 京都外国語大学, 外国語学部, 教授 (60162187)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
石川 保茂 京都外国語短期大学, キャリア英語科, 教授 (90257775)
近藤 睦美 帝塚山学院大学, リベラルアーツ学部, 講師 (20467533)
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Keywords | 評価 / 小学校外国語活動 / コミュニケーション能力養成 / カリキュラム開発 / 小中連携 |
Research Abstract |
平成21年度に先行的に行った諸外国及び我が国における第2言語あるいは外国語としての英語教育の評価に関する研究の先行研究についてさらなる検討を行い、我が国の小学校外国語活動と中学校外国語教育の現状を踏まえた独自の視点を創出した上で、評価観点、評価規準を考案した。なお、考案する評価観点・評価規準については、1小学校外国語活動と中学校外国語教育の目標に共通するコミュニケーション能力の養成を目指した評価観点・評価規準であること、2小学校外国語活動と中学校外国語教育を有機的に結合させる評価観点・評価規準であることを踏まえた。また、考案した評価観点・評価規準に関する量的評価方法を考案した。具体的には、現行の小学校外国語活動用教科書『英語ノート1』『英語ノート2』と中学校英語検定済教科書で使用されている語彙、ターゲットフレーズ・センテンスを収集した上で、学習者が習得した語彙とコミュニケーション能力に関する測定を実施するため、既存のアプリケーション「キメタン(期間限定版)」「英語で遊ぼう(期間限定版)」((株)アドバンスト・メディア製)をカスタマイズし、独自のアプリケーションを作成した。さらに、考案した評価観点・評価規準に関する質的評価方法草案を作成した上で、評価の通知簿への記載方法を検討した。最後に、考案した評価と一体化したカリキュラム試作版を開発した。このカリキュラムは、8時を1ユニットとし、第1時~第6時が『英語ノート』2レッスン分、第7時がコミュニケーション活動、第8時がアチーブメントテストと振り返りという3つのパートより構成されているものである。
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