2013 Fiscal Year Annual Research Report
高専生の特徴を生かした効果的な英語語彙学習のための調査研究
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22520641
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Research Institution | Kisarazu National College of Technology |
Principal Investigator |
瀬川 直美 木更津工業高等専門学校, その他部局等, 准教授 (00280321)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2014-03-31
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Keywords | 語彙習得 / 語彙学習 / 学習環境 / 自学習 / CPCET2600 / 理工系学生の英語学習 / 英語学習の動機づけ / WEB学習 |
Research Abstract |
本研究は、英語学習の基本となる語彙学習に焦点をあて、より効果的な語彙習得のための学習方法や指導方法を実証することを目的としておこなった。平成17年度に、科研費プロジェクトメンバーの一員として共同研究に携わり、その研究成果として理工系学生のための語彙集、『COCET3300』を出版した。本研究では、その改訂版である『COCET2600』を使用し、本研究者が担当する学習者(高専2年生)を対象にして調査を行った。語彙学習は、授業中に指導するというよりも、単語テストを実施するために範囲を決め、各個人の自学習として取り扱われることが一般的であるが、「その場限りのテストのための勉強」になりがちで、その後の語彙の定着につながっていないことが明らかになった。そこで、本研究では、語彙学習のための時間を7、8分程度、授業時間の中に取り入れ、「書く」作業を中心に指導した結果、特に低学年には効果的であった。語彙学習の定着を促すため、「書く」に加え、「読む」(発音練習)作業を実施したり、テスト範囲のワークシートを配布し、テスト当日に提出を義務付けることなどを継続して行い、年度末のアンケート調査を分析した結果、より多くの学習者が語彙学習の意義を実感し、今後の語彙学習の動機づけにつながったことが明らかにされた。 本研究では、全国の高専を訪問し、各高専の地域性が与える学習環境と学生の英語学習や英語能力との関連性を明らかにするという調査研究もあったが、この調査は、本研究者の自己都合で出張に出かけることが不可能で、満足のいく結果がでていない。訪問という形はとれなかったが、メールで問い合わせたり、研究会などで会った先生方に簡単なアンケートを依頼するという調査で補ったが、実際に各高専を訪問し、そこの学生にインタビューをすることを目的としているので、今後の研究調査として継続していく予定である。
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Current Status of Research Progress |
Reason
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(2 results)