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2010 Fiscal Year Annual Research Report

東西文化を架橋するロバート・モリソンの翻訳活動に関する書誌学的研究

Research Project

Project/Area Number 22520653
Research InstitutionKyoto Notre Dame University

Principal Investigator

朱 鳳  京都ノートルダム女子大学, 人間文化学部, 准教授 (00388068)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 塩山 正純  愛知大学, 国際コミュニケーション学部, 准教授 (10329592)
千葉 謙悟  中央大学, 経済学部, 助教 (70386564)
Keywords東西文化交流 / 言語学 / 語彙史 / 言語翻訳
Research Abstract

本研究は19世紀の初頭に中国で活動していたイギリス人宣教師ロバート・モリソン(Robert Morrison, 1782-1834)が残した未刊行の日誌や書簡などの原典資料について、その所蔵実態を調査し、網羅的なリストを作成した後、それぞれに解題を付し日本語訳を作成しようとするものである。
H22年度の計画としては、ロンドン大学に所蔵しているモリソンの個人書簡と日誌等の諸資料を入手することであった。その計画に関して、H22年度にはロンドン大学に所蔵しているモリソンの日誌等資料を2000枚ほど撮影することができたので、ほぼ計画を完了していると言える。現在では撮影した写真の整理と翻字作業をしている最中である。これらの資料の中に、モリソンの中国での日常生活、中国語学習、出版活動及び翻訳活動に関する記録が詳細に書かれているが、解読していくにはさらなる時間が必要である。
また、モリソンの翻訳活動の研究に関する成果発表として、図書1篇と発表1回を行った。特にこの発表は、所属している京都ノートルダム女子大学大学院人間文化研究科人間文化専攻が主催した「比較古都論~町のなりたち、ひとの往来」第七回講演会で行ったため、研究成果を一般社会へ発信することができたと考えられる。
ロンドン大学での資料調査の他、日本国内におけるモリソン著作の伝播と影響についても調査を行った。H23年2月に長野にある真田宝物館を訪れ、モリソンの「英華字典」を底本とした写本「五車韻府」(佐久間象山手沢本)の資料の一部を入手した。これからは日本に存在している他の版本との比較研究も行う予定である。

  • Research Products

    (3 results)

All 2011 2010 Other

All Presentation (1 results) Book (1 results) Remarks (1 results)

  • [Presentation] 19世紀の広東と西洋文化-モリソンら西洋人は何をもたらしたか-2010

    • Author(s)
      朱鳳
    • Organizer
      京都ノートルダム女子大学人間文化学科・大学院人間文化研究科人間文化専攻共催 第七回公開講演会「比較古都論~町のなりたち、人の往来」
    • Place of Presentation
      京都ノートルダム女子大学ガイスラホール
    • Year and Date
      2010-11-13
  • [Book] 「文化の航跡」ブックレット4 日中近代語彙変遷における宣教師出版活動の影響2011

    • Author(s)
      朱鳳
    • Total Pages
      36
    • Publisher
      京都ノートルダム女子大学人間文化学部人間文化学科「文化の航跡」刊行会
  • [Remarks]

    • URL

      http://www.notredame.ac.jp/ningen/study.htm

URL: 

Published: 2012-07-19  

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