2012 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
22520658
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Research Institution | International Research Center for Japanese Studies |
Principal Investigator |
井村 哲郎 国際日本文化研究センター, 研究部, 特任教授 (50303095)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
東山 京子 中京大学, 社会科学研究所, 特任研究員 (80570077)
小都 晶子 国際日本文化研究センター, 研究部, 特任助教 (00533671)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 日本史 / 慣行調査 / 旧慣調査 / 日中・日台関係史 / 植民地・占領地統治 |
Research Abstract |
本研究は、台湾総督府の台湾旧慣調査、満鉄調査課の満洲旧慣調査、満洲国の土地慣行調査、満鉄調査部が行った華中の商業慣行調査、華北・華中の都市不動産慣行調査、海南島の慣行調査について、それぞれの調査経緯と調査に関わる課題を明らかにし、調査の継承性と発展過程を検証することをめざしている。平成24年度は本研究の最終年度であったが、国内での史資料収集、および中国、台湾、アメリカにおいて資料収集を行い、またいくつか論文発表なども行った。 平成24年度においては、研究代表者井村哲郎は、広東省档案館、広東省立中山図書館、長春の満鉄資料館、瀋陽の遼寧省档案館で海南島・華北・華中の慣行調査関連資料の複製を入手し、国内では東京大学東洋文化研究所図書室・アジア経済研究所図書館において資料調査を行った。天野元之助の海南島慣行調査の報告書「瓊崖旅寓雑記」の翻刻を継続し、また東亞研究所第六調査委員会の「支那慣行調査」に関する史資料整理を行い、満鉄上海事務所調査室による商業慣行調査の複刻準備(本年秋刊行予定)を行った。 研究分担者の一人は、国史館台湾文献舘、台湾档案管理局、台北市政府などで史料収集を行い、論文「中華民国台湾の文書管理」を公表し、他に「恩赦文書から見る台湾総督府の文書管理」、「九・二一台湾中部大地震における文書史料の救助と修復及びその後の対策」、「台湾の震災と台湾総督府官僚―被災調査報告の共有化と被災記録の伝承―」、「昭和一〇年の台湾大地震と台湾総督府」などの報告をシンポジウム・研究会で行った。 もう一人の研究分担者は、アメリカのスタンフォード大学図書館、フーバー研究所図書館、アメリカ合衆国議会図書館で満洲関連資料の所蔵状況を調査するとともに、満洲の慣行調査に関する資料を収集した。また、これまで国内で収集した資料にもとづいて「満洲調査機関聯合会について-機関誌『調査』を中心に」を発表した。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(9 results)