2010 Fiscal Year Annual Research Report
グローバル観光時代における日本のスキーリゾートの変容に関する研究
Project/Area Number |
22520786
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
呉羽 正昭 筑波大学, 大学院・生命環境科学研究科, 教授 (50263918)
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Keywords | スキーリゾート / スキー場 / スキー観光 / 観光 / 国際観光 / インバウンド観光 / 地域性 / 地域資源 |
Research Abstract |
本研究は、日本のスキーリゾートが、スキー観光の衰退という時代背景のもとで、さらにはグローバル観光時代のもとで、どのようなプロセスで変化しているのかを、整理・分析しようというものである。同時に、この結果と諸外国とめ例を比較検討し、日本におけるスキーリゾートにとって、今後の持続可能な発展のためにはいかなる原動力が重要となるのかを考える。 研究初年度である平成22年度には、まず、(1)関連する文献を入手し、これらについて検討し始めた。さらに、(2)スキーリゾートにおいて最も重要な要素であるスキー場の動向を把握するために、索道関係の資料を収集し、1990年以降について分析した。その結果、日本におけるスキー場数は1990年代末に約620か所でピークに達し、その後は閉鎖されるスキー場が増加して現在では500か所を下回っていること、閉鎖されたスキー場は小規模で東日本に多いことが明らかになった。これについては、平成23年2月に開催された日本スキー学会大会で発表した。そこでの討論から、存続するスキー場の存在理由等への接近が重要である点が明確になった。また、(3)日本におけるインバウンド観光について、日本政府観光局(JNTO)がまとめた『訪日外国人旅行者調査』を利用して、その成長プロセスについて予備的な検討を開始した。同時に、(4)北海道における外国人観光客の行動におけるスキー観光の重要性を検討するために北海道庁等で資料収集を実施し、平成23年度以降の現地調査ための準備を実施した。
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Research Products
(5 results)