2012 Fiscal Year Annual Research Report
発展途上国における住民主体の環境安全教育プログラムの開発と評価
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22520819
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Research Institution | The Japanese Red Cross Kyushu International College of Nursing |
Principal Investigator |
鈴木 清史 日本赤十字九州国際看護大学, 看護学部, 教授 (80196831)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
吉川 肇子 慶應義塾大学, 商学部, 教授 (70214830)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 環境保全 / 教育ツール / 安心安全 / リスクコミュニケーション |
Research Abstract |
本研究は次の2つの目的を掲げている。第1に、アジア・アフリカの発展途上国における、環境保全や安全管理の意識向上のための住民啓発用教育ツールの開発を行う。第2に、開発した教育ツールを現地研究協力者によって現地で実施してもらい、その教育効果の評価を行う。 平成24年度には、大別すると以下の2つの研究活動を実施した。1つは、これまでの資料を基にして教育ツールを試作した。そしてそれを現地で試用して、ツールとしての応用性を検証した。もともとゲームを基礎とした教育ツールは受容されやすいが、今回もそれが確認できた。しかし、試作品では、現地の児童たちが親しんでいると思われる、生活に根ざした素材を十分に反映し切れていなかった。またツールの趣旨を理解するのに、生徒たちは当初戸惑ったようだった。このことは、ツールの素材だけでなく、教材を効果的に提示するための手法を検討しなければならないことを示唆している。 これと並行して、先進国で開発され用いられている教育ツールの資料蓄積を継続した。ここでは、ヨーロッパを中心とする地域での、環境保全教育および安心・安全教育を目的としたコミュニケーション・ツールに着目し、収集してきた。 研究最終年度の本年度は、最終成果として2種の教材を製作した。1つは、処分ゴミ・再利用資源ゴミの分別を学ぶためのカードゲームで、「Card Sorting Game(カード分けゲーム)」と名付けた。2つめは、コミュニケーション・ゲームである。これはカードに示された状況について、参加者が交渉(コミュニケーションをとる)しながら、地域の環境保全のプログラムを構築することを目的としている。「What and how can you do with this ?(どうすればいい)」と名付けている。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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