2013 Fiscal Year Annual Research Report
インフォームド・コンセントの法社会学―動態分析に基づく行動規律モデル
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22530001
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Research Institution | Yamagata University |
Principal Investigator |
中西 淑美 山形大学, 医学部, 准教授 (20420424)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2014-03-31
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Keywords | インフォームド・コンセント / リスク認知 / ナラティヴ / メディエーション / 自己決定 |
Research Abstract |
平成25年度の目標は、国際学会での発表、情報交換・収集を実施しデータの質的な分析検討と文献検討を経て研究した。医療におけるインフォームドコンセント (以下IC) をめぐる新しいモデルとして医療メディエーションの研究活動を実施し、この間の研究から、今年度は最終年として、より満足の高いIC過程の要因や規定される事柄について、検討を重ねた。研究計画として、以下のことを達成できた。1.平成25 年6月、国際法社会学会(Law&Society, Annual Conference at Boston2013 )で、"Consequences of Introduction of No-Fault Idea in Medical Malpractice Liability reform: Scandinavian model and French Model”の演題で学会発表した。その他の海外での発表として、2013年11月、台湾台北市、高尾市で、中国での医療制度とIC過程の情報収集をし、ICメディエーションに対する公開シンポジウムで発表した。反響を呼び、中国・台湾で医療メディエーションの翻訳本が公刊される際、協力した。また、6TH ASIA PACIFIC MEDIATION SUMMITで、“Effect of mediation skills;Training for disclosure of adverse events in Japan”という演題で日本での有害事象後の説明の取り組みについて発表し論文にまとめた。2.説明と納得に係る時間的経過をメディエーションにより計量心理学SEIQOLによるアウトプットを学会発表したものを論文発表した。また、ICの過程に影響する要因を抽出し、専門職側の説明の仕方により、受け手である患者側の情動経路と認知経路における影響の示唆を得て、論文にまとめた。自律神経学会で10月に医師のICについて発表した。3.最終年度としての総括の発表と論文作成に努め、今年度は、学会発表6回(本邦3回、外国3回)、論文6(邦文5、英文2)を実施できた。
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Current Status of Research Progress |
Reason
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(19 results)