2011 Fiscal Year Annual Research Report
企業価値評価をめぐる会計・ファイナンス的実証研究と法的問題に関する横断的研究
Project/Area Number |
22530099
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Research Institution | Osaka University of Economics |
Principal Investigator |
池島 真策 大阪経済大学, 経営学部, 教授 (20308836)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
平井 裕久 高崎経済大学, 経済学部, 准教授 (40399019)
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Keywords | 会社法制の見直しに関する中間試案 / 情報開示 / 株式買取請求 / インタンジブルズ / 人的資本 / 企業価値 |
Research Abstract |
現在、平成17(2005)年に公布された現行会社法の改正作業がなされている。こうしたなかで法制審議会会社法制部会第16回会議(平成23年12月7日開催)では、「会社法制の見直しに関する中間試案」を取りまとめ、パブリック・コメントの手続きがなされた。この。会社法制の見直しに関する中間試案」では、「企業統治の在り方」と「親子会社に関する規律」の面で提案がなされているが、今回の報告(池島「「会社法制の見直しに関する中間試案」について」)では、情報開示の問題や株式買取請求の問題を意識しながら考察をしたものである。 また、研究分担者・平井にあっては、企業のインタンジブルズ情報である人的資本について、特に、従業員満足度等の企業の労務環境に焦点をあて、人的資本に係る情報と企業価値との価値関連性について検証をおこなうべく、「企業価値とインタンジブルズ情報の価値関連性に関する実証研究」のテーマで学会報告を行った。この結果から、企業の情報開示に係る制度が充実されることの必要性を明らかとしている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
お互いが抱えている他の研究などもあり、共同で打ち合わせや検討する時間を設けることが難しい。
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Strategy for Future Research Activity |
短い時間でも、可能な限り共同で打ち合わせや検討する時間を設けたいと考えている。密なコミュニケーションを図るようにしたい。
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Research Products
(2 results)