2010 Fiscal Year Annual Research Report
社会資本・信頼・エンパワーメントの政治学-アメリカ・イタリア比較を中心として
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22530123
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| Research Institution | Osaka University |
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Principal Investigator |
河田 潤一 大阪大学, 法学研究科, 教授 (00104729)
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| Keywords | 社会資本 / エンパワーメント / 信頼 / 政治不信 / コミュニティ組織化 / 産業地域事業団 / 汚職 / 民主党(日本) |
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| Research Abstract |
初年度の平成22年度にあたっては、まず研究領域全体に関する基本的文献リストを作成し、その上で入手可能な文献・資料についてできうる限り収集した。
また、社会資本(social capital)、信頼(trust)、エンパワーメント(empowement)の最新の議論の地平を知るべくアメリカ合衆国に出張し、それら諸研究分野における第一人者、具体的にはハーバード大学教授シーダ・スコッチポル(Theda Skocpol)、タフツ大学教授ジェームズ・ジェニングズ(James Jennings)と面談し、意見交換をする機会を得た。それと同時に、ニューヨーク市ブルックリン区にあるEast Brooklyn Congregationsを訪問し、EBCとその全国連合である産業地域事業団(Industrial Areas Foundation)との関係、EBCのコミュニティ組織化、社会資本建設の手法について意見交換した。
日本では2009年に民主党政権が誕生した。政権交代は、それまでの自民党政治に纏わりついてきた汚職や政治不信をどの程度払拭しようとしたのか。歴史的考察を交えて、本研究の主要研究対象国の一つであるイタリアとの比較を念頭にしつつ、この問題を検討した(研究成果は、以下の11に記載)。
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