2010 Fiscal Year Annual Research Report
ドイツのパブリック・ディプロマシー:過去の克服と連邦軍の海外派遣
Project/Area Number |
22530159
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
中村 登志哉 名古屋大学, 大学院・国際言語文化研究科, 教授 (70382439)
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Keywords | 政治学 / 国際協力 / 国際貢献 / 政策研究 |
Research Abstract |
本プロジェクトは三年計画であり、その初年度に当たる平成22年度は、研究計画に従い、ドイツのパブリック・ディプロマシーに関連する学術図書、学術論文のほか、関係文献の収集・分析に努めた。国内の関係機関のみならず、平成23年3月に実施したドイツ国内における現地調査においても入手に努めた。 ドイツにおける現地調査にあたっては、在日ドイツ大使館の全面的な協力を得た上で、ドイツの関連諸機関を訪問し、聞き取り調査を実施し、各種公文書館・図書館にて文献収集に当たった。具体的には、ドイツ外務省政治文書館(Pohtische Archiv,Auswaertiges Amt)、州立図書館(Staatsbibliothek)、ウィリー・ブラント財団(Willy-Brandt Stiftung)などを訪問し、関係文献の複写や提供を受けたほか、公文書、関連文献の複写などを実施した。1週間にわたる現地調査ではまた、調査票を作成した上で、ドイツ外務省、首相府、新聞情報庁、国防省、公共放送「ドイッチェ・ヴェレ」(Deutsche Welle)において担当係官の聞き取り調査を実施し、公文書などの提供も受けた。これまでに入手し、あるいは提供を受けた公文書や関連文献、学術論文などについては順次読み込みと分析の作業を開始した。 その一方で、平成23年度に関連シンポジウムの開催を予定していることから、その準備にも着手した。シンポジウムの立案策定、講演者の選択などの作業を実施している。
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