2012 Fiscal Year Annual Research Report
電波再配分メカニズムの理論分析、詳細設計、および現状からの移行方策の研究
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22530189
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| Research Institution | International University of Japan |
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Principal Investigator |
鬼木 甫 国際大学, グローバル・コミュニケーション・センター, 研究員 (40107107)
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| Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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| Keywords | 経済理論 / 経済政策 / 電波 / 再配分 / 既得権 / 電波配分 / 電波割当 / 電波オークション |
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| Research Abstract |
（1）本プロジェクトの主要目的は、電波資源の利用効率化・再配分を促進するために本研究代表者が提案している「拡張された市場メカニズム（EMM, Extended Market Mechanism）」の研究を展開・深化させることである。同EMMについて論文「周波数再編成（利用変更・移転）のエコノミクス II――新システム（EMM）による再編成加速の提案」を刊行した（下記項目13．研究発表［雑誌論文］第1および第3、同［学会発表］第4）： 近年の技術進歩によって電波利用が急増し、需給逼迫から周波数帯の再編成の加速、すなわち「余裕のある電波利用の縮小・終了と、必要度の高い利用目的への転用」が望まれている。本論文はこの問題の解決に資するため、周波数帯の供給価格すなわち再編成時の補償金額については一定の代償を負担しつつ既存利用者自身が事前に決定し、その他の事項については価格メカニズムの機能に沿いながらすべて規制当局が決定することを主眼とする新しい電波の再編成システム（EMM）を提案し、詳細点について検討を加えた。単純ケースである電波の専用に加え、電波の共同利用（コモンズなど）、電波の専用・共同の混合ケース（移動通信、放送など）についてのEMMの適用方策を考察した。さらに、利用中電波ブロックが分割・再編成される場合の方策を提案し、また複数の将来時について電波価格が表示される場合の先物オークション等についてEMMを拡張した。
（2）なお本年度はこれに加え、電波有効利用に関する発表・講演をおこなった。（a）携帯電波利用にスマート料金制度を導入することを提案し（下記項目13．研究発表［学会発表］第1）、（b）電波オークションの経済的含意を解説し（同第2）、（c）移動通信分野における事業者提携・合併の事案について競争・分配の観点から発言し（同第3）、（d）放送事業の将来予測をおこなった（同第5）。
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| Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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| Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(9 results)
