2011 Fiscal Year Annual Research Report
非線形時系列モデルによる東アジア経済協力可能性の検証と金融市場の分析
Project/Area Number |
22530205
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
佃 良彦 東北大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (10091836)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
日置 史郎 東北大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (80312528)
千木良 弘明 東北大学, 大学院・経済学研究科, 准教授 (30447122)
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Keywords | 共和分 / 非定常時系列 / 共変動 / パネルデータ分析 / 東アジア産業構造 |
Research Abstract |
本研究の目的は、(1)東アジア経済に計量経済学モデルを適用し東アジア経済協力の可能性を検証し、(2)金融市場の価格形成メカニズムを数量的に分析することであり、その際に(3)歴史的・制度的研究成果を踏まえ、東アジアがすでに相当な市場経済化を遂げ基盤整備を整えた現状を確認することである。3年計画2年目である平成23年度は、研究目的(1)、(2)、(3)を実施するため、以下の作業を行った。(あ)関連文献の調査および実態調査の実施をした。特に、研究分担者日置は東アジア産業構造の制度的基盤を把握するために中国における実態調査を行い、その成果は2本の論文と2冊の著書として公表された。(い)研究代表者佃は非定常多変量時系列モデルの構築に取組み、特に、Vahid and Engle(1993)、Bai(20101)のモデルの東アジア経済への適用可能性を考察した。また佃の研究成果は、1本の論文が国際ジャーナルに、2本が著書の一部として公表された。(う)分担者千木良は研究計画の統計理論の側面に関し、ディスカッション・ペーパーを執筆した。さらに、研究成果は内外の複数の学会で英語および日本語で発表された。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
東日本大震災のために、一時研究が中断されたが、その後建物が復旧し研究の遅れを取り戻した。
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Strategy for Future Research Activity |
平成24年度は研究プロジェクトの最終年度であるので、これまでの研究成果を踏まえ、さらに研究を纏め、学会発表や論文により研究成果を公表する。
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Research Products
(5 results)