2010 Fiscal Year Annual Research Report
地域活性化のための市民活動量の計測とその寄与に関する研究
Project/Area Number |
22530259
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Research Institution | Yamagata University |
Principal Investigator |
金子 優子 山形大学, 人文学部, 教授 (30400526)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高橋 朋一 青山学院大学, 経済学部, 教授 (90316886)
塚本 一郎 明治大学, 経営学部, 教授 (90274571)
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Keywords | 地域活性化 / 市民活動量 / ソーシャル・キャピタル |
Research Abstract |
本研究は、地域社会の組織(ソーシャル・キャピタル)が地域活性化のために行う活動量(メンバーの市民の活動量)の計測(参加人数と活動時間による)及び貨幣評価を行い、市民活動量の大きさと地域活性化計画の有無や地域自治区等導入の有無などの制度的枠組み、社会経済構造及び地域経済動向との関連分析を行うことしている。平成22年度には23年度に実施する「地域活性化のための市民活動量を計測するための調査」の計画を策定するため、次の研究を行った。 パイロット調査で把握する対象の確定 文献調査により「地域活性化のための市民活動」には、地域社会の結束を高めるための活動、地域福祉向上のための活動、地域経済振興のための活動を含めることとした。「地域活性化のための市民活動」には、団体で行う活動のみならず、個人で行う活動も対象とすることとした。 パイロット調査の実施 地域自治区制度等導入の有無、地域活性化計画の有無、社会経済構造及び経済動向の違いを反映できるように、また調査への協力の度合いも踏まえ、山形県山形市・天童市・金山町、神奈川県鎌倉市、静岡県静岡市、静岡県浜松市、三重県伊賀市、福岡県太宰府市及び熊本県玉名市を対象にパイロット調査を実施した。 市民活動量調査の調査計画の策定及び関係統計資料の整備 町内会の組織・活動状況、関係資料の整備状況を踏まえ、各町内会の年次総会資料に記載されている行事等から「地域活性化のための活動」に該当するものを抜粋し、行事毎の町内会役員・住民別の活動時間・活動日数を内容とする調査票を設計した。また、町内会以外の団体による活動の捉え方について検討した。個人による「地域活性化のための活動」については、社会生活基本調査結果からの推計方法を検討した。パイロット調査で対象とした9市町の町内会区域の小地域統計及び県民経済計算の市町村分割版を探索しデータ・セットを整備した。
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