2011 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
22530318
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Research Institution | Chuo University |
Principal Investigator |
原田 喜美枝 中央大学, 商学部, 教授 (30338610)
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Keywords | 金融論 / 経済政策 / 高頻度データ |
Research Abstract |
平成23年度の研究は成果が見えにくいものとなってしまった。研究実施計画に沿ったつもりではあるが、研究の途中で、データの加工のやり直しを余儀なくされた。 一日をGMTの夜9時から次の日の9時までと設定し、秒刻みの高頻度為替データを5分刻みに加工し、経済指標発表ニュースなどの日次情報は五分毎に高頻度データ化した。高頻度データの加工についても、日次データの高頻度化についても、プログラミング言語で統一的に処理し、幾度も困難に直面しながら完成させた。しかし、日米の経済指標ニュースの発表時間が、一日の設定時間の中に入りきらなかったり、発表時間に取引が少なく反応を見れない(あるいはGMTで週末になるなど)など、問題が噴出した。そこで、データ作成を見直ししなければならなくなった。 為替変動は企業業績や日本経済に大きな影響を及ぼすことから、高頻度データを利用して為替変動の要因を明らかにする意義は大きく、為替変動に関する分析が本研究の目的である。内外の経済指標発表ニュースの為替相場への影響、為替介入効果の検証、政策が与える影響について考察することを実施計画にかかげていることから、平成24年度には何らかの成果を出したい。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
異なるデータ同士別々にデータ加工を行い、接続させたところ、当初の予定にない問題が出てしまい、分析に入ることができなかった。プログラムの書き直しなど、追加の作業が必要となったため遅れて進行している。
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Strategy for Future Research Activity |
データを再度作り直し、つなぎ合わせ、定性的な分析、定量的な分析に進みたい。
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