2012 Fiscal Year Annual Research Report
ドイツ近現代史における地域経済=地方自治の相関と国際比較ーー戦後期を展望してーー
Project/Area Number |
22530340
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
加藤 房雄 広島大学, 社会(科)学研究科, 名誉教授 (90104869)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2014-03-31
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Keywords | 経済史 |
Research Abstract |
「ドイツ近現代史における地域経済=地方自治の相関と国際比較」に関する第三年度の研究経過と成果は、以下のとおりである。① 図書館調査を踏まえた文献・資料の整備については、「ワイマル期におけるドイツ地方自治の歴史的個性と大土地所有ーー森林問題との関連」に注目しつつ、前年度同様、ライプツィヒ大学歴史学研究所の支援を得て、ドイツ図書館(Deutsche Nationalbibliothek)とベルリン図書館(Staatsbibliothek zu Berlin)を中心に行った。ドイツ貴族をめぐるM. Wienfort、E. Conzeらの新しい研究成果のみならず、O. Freiesleben、W. Scherzer著のザクセン世襲財産に関する古典的文献を検索できたことが成果であった。② 文書館調査としては、東プロイセンのドーナ家の史実から探り当てた「アメリカ債」(Amerika-Anleihe)の重要性を意識して、平成25年度から新たに始まる「ドイツ農業とアメリカ金融資本の歴史的相関」の研究課題を先取りする仕方で、「ドイツ連邦文書館」(Bundesarchiv Berlin)の関連資料を探索し、一定の成果を得た。③ 研究成果としては、平成23年度の実績報告書に記載した二つの論考に加えて、『ドイツ世襲財産制史小論』(公表済み)と『ワイマル期ドイツの世襲財産と森林問題』(『歴史と経済』誌掲載決定、巻号未定)を執筆し、さらに、ライプツィヒ大学において、同大学のデンツェル教授から依頼された学術講演を担当した。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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