2012 Fiscal Year Annual Research Report
進化型計算手法を用いたグローバル経営人材育成のための適性評価システムの開発
Project/Area Number |
22530364
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Research Institution | Tottori University |
Principal Investigator |
松村 幸輝 鳥取大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (60239077)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
白木 三秀 早稲田大学, 政治経済学術院, 教授 (80187533)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 人的資源管理 / 経済のグローバル化 / 適性評価システム / 進化型計算 / 決定木手法 / 海外派遣業務 / アンケートとヒアリング / データベース |
Research Abstract |
日本企業の海外展開の活発化に伴って製造業を中心として海外現地法人での売上高や生産比率は大きな割合を占めている.企業の海外進出で重要となるのは現地法人での人材の蓄積である.そのため日本から現地駐在員が派遣されマネジメントや現地職員への技術供与を行っている.海外派遣で本社から現地法人へ異動される際に多くの場合職域の拡大や職責の増大といったことが起こる.それにより日本で優秀であった者でも経験不足や能力の不適合等により派遣先での職務を十全に果たせないことが起こる.しかし海外派遣者の現地での不適合は本社に経済的な損失を生み,派遣者本人やその家族においてもその後の生活に支障をきたすほどの損害をもたらすことがある.海外派遣を成功させるために各企業で海外派遣プログラムが作成されたり派遣前の研修が実施されている.また海外派遣者に必要な能力や性格を検討する研究も活発に行われている.その中で経営能力やコミュニケーション能力等が重要であることが分かってきている.しかしながら,そのような能力についてはいまだ不明な点も多くさらなる検討が必要とされている.海外派遣において必要となる要因を分析し明確にすることで,より効率のよい派遣人材育成を可能にすることが重要な課題である.本研究は海外駐在社員に対して行ったアンケート調査の結果を用いて,海外派遣社員の有効な選抜を支援するための評価システムを構築することを目指した.そのためデータマイニングの代表的な研究分野である相関ルールと決定木手法を組み合わせて,派遣候補者適性評価のための決定木の作成を行った.決定木の最適化を遺伝的プログラミングによって行い,海外派遣に関する有用な知識の発見および実用的な評価ツールの構築を試みた.その結果適性評価ツールとして実務者向けの商品を開発し派遣駐在員として必要な資質・能力,そしてシステム構築に関する有益な知見を得ることに寄与した.
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(3 results)