2011 Fiscal Year Annual Research Report
複雑な問題の解決者としての企業家:地域再生と企業家
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22530376
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Research Institution | International Christian University |
Principal Investigator |
稲葉 祐之 国際基督教大学, 教養学部, 上級准教授 (00363995)
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Keywords | 企業家 / 社会問題の解決 / 社会企業家 / ソーシャル・イノベーション / 共同企業家 / 社会問題の共同解決 / 地域再開発・地域再生 / 企業家観 |
Research Abstract |
本年度は、社会問題、すなわち複数の主体による共同解決を必要とする複雑な問題を解決するために本研究が提示している4つのモードについて、基礎となる分析枠組みを精緻化し、その成果について下記の学会発表をおこなった。 ・稲葉祐之,2011.「社会問題の解決原理と企業家:問題解決者としての企業家」,『日本ベンチャー学会第14回全国大会』(キャンパスプラザ京都),2011年11月26日. ・稲葉祐之,2011.「地域をおけるソーシャルビジネス:事業活動を通じた社会問題の解決」,『専修大学KS ソーシャル・ビジネス・アカデミー』(専修大学サテライトキャンパス),2011年11月10日. ・稲葉祐之,2011.「地域を活かすソーシャルビジネス:事業活動を通じた社会問題の解決」,『第13期自治政策講座』(自治体議会政策学会,国際ファッションセンター2階(東京都墨田区横綱)),2011年10月21日. ・等若菜・稲葉祐之,2011…「創業期企業家の共同リーダーシップ:本田技研とソニーの事例から」,『2011年度企業家研究フォーラム年次大会』(大阪大学中之島センター),2011年7月16日. これらの発表は学術関係者のみならず、地方行政や社会企業家などへの示唆として受け入れられている。これらの成果について、論文を執筆中であり可能な限り早い時期での学術雑誌投稿・掲載を目指している。 また、中国郵政当局に勤務するBian Zuodong氏との共同研究で下記の論文を執筆した。これは各国の郵政機関の効率性と有効性を高める上での問題解決の枠組みについての調査である。 Bian,Zuodong and Yushi Inaba,2012.Validity Analysis of Performance Indicators for Postal Service. The Journal of Social Science(International Christian University Social Science Research Institute).No.73,pp.75-98.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究成果は、学会発表・自治体関係者などへの講演などによって理論的・実践的アウトプットとなっており、また論文としても結実しつつある。
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Strategy for Future Research Activity |
本年度は論文執筆と平行して、データ収集を進める。データ収集には、調査地での活動にある程度のまとまった時間が必要となるが、本務校の業務との関連でこの時間を確保できるようスケジューリングを行う必要がある。
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