2012 Fiscal Year Annual Research Report
複雑な問題の解決者としての企業家:地域再生と企業家
Project/Area Number |
22530376
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Research Institution | International Christian University |
Principal Investigator |
稲葉 祐之 国際基督教大学, 教養学部, 上級准教授 (00363995)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2014-03-31
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Keywords | 企業家 / 社会問題の解決 / 社会企業家 / ソーシャル・イノベーション / 共同企業家 / 社会問題の共同解決 / 地域再開発・地域再生 / 企業家観 |
Research Abstract |
本年度は、社会問題、すなわち複数の主体による共同解決を必要とする複雑な問題を解決するために本研究が提示している4つのモードについて、その中でも特に複数の共同企業家の生み出す事業による複雑な問題の共同解決について掘り下げた。この共同企業家については下記書籍に論文が所収される予定である。(・稲葉祐之,2013.「共同企業家」,宮本又郎・加護野忠男+企業家研究フォーラム 編,『企業家とは何か』,有斐閣,近刊.) 関連して下記の研究成果が得られた。(・中川絢子・稲葉祐之,2012.「シニア企業家の企業経営:事業継続を可能にする要因」,『2012年度企業家研究フォーラム年次大会』(大阪大学中之島センター),2011年 7月 8日.・LUU, Duc Thi, and Yushi Inaba, 2013. External Engagements and Innovation of Firms: Evidence from Vietnamese Manufacturing SMEs. The Journal of Social Science (International Christian University Social Science Research Institute). No. 75, pp.73-99. ) また下記洋書の共訳を担当する機会があり、2013年度に出版の予定。(尾川丈一,稲葉祐之,木村琢磨訳,『組織セラピー』,白桃書房,2013.(原著:Schein, Edgar H., Joichi Ogawa, and D. Stephenson Bond, 2009. Organizational Therapy: Multiple Perspectives. North Andover: Alternative Views Publishing. ))
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究成果は、学会発表・地域開発関係者などへの講演などによって理論的・実践的アウトプットとなっており、また論文としても結実しつつある。
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Strategy for Future Research Activity |
本年度は研究成果を集約する論文執筆にある程度のまとまった時間が必要となるが、本務校の業務との関連でこの時間を確保できるようスケジューリングを行う必要がある。
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Research Products
(3 results)