2012 Fiscal Year Annual Research Report
中国における中核人材の企業間移動と技術移転、イノベーション活動に関する実証研究
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22530402
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Research Institution | University of Toyama |
Principal Investigator |
馬 駿 富山大学, 経済学部, 教授 (00303206)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2014-03-31
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Keywords | 中核人材 / イノベーション / 技術移転 / 中国企業 / 人材移動 / 企業内労働市場 / 人的資源管理 |
Research Abstract |
平成24年度は、まず中国の上海エリアと湖南省の本国企業に対して、聞き取り調査を行ない、企業のイノベーション活動、および中間管理職や技術者の獲得、育成と待遇について、その実態を把握することができた。現在、23年度と24年度で行なった聞き取り調査の結果をまとめ、事例研究の論文を作成しているところである。 一方、中国企業に対するアンケート調査の実施について、24年度の後半で行なう予定であったが、日中関係の悪化によって、当初依頼した研究機関から調査の協力が断られたため、予定とおり実施するができなかった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
当初予定していた中国企業に対するアンケート調査の実施が、日中関係の悪化によって依頼した研究機関から協力が断られたため、予定とおり実施することができなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
新たに中南林業科技大学経済学部の協力を得て、現在アンケート調査の実施を準備しているところである。 そして、上海社会科学院人的資源研究センターには、この研究目的を実現できるような調査データがあり、そのデータが有料で提供してくれるという許諾を得たため、そのデータを利用して、企業における中核人材の獲得と育成が企業のイノベーション活動との関係に関する統計分析を行なう予定である。 また、補足策として中国にある日系の調査会社にアンケート調査の依頼も現在交渉中である。
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