2012 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
22530404
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
杉万 俊夫 京都大学, 人間・環境学研究科(研究院), 教授 (10135642)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
樂木 章子 岡山県立大学, 保健福祉学部, 准教授 (00372871)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 社会構成主義 / 組織開発 / 言説 / 活動理論 |
Research Abstract |
社会構成主義の発想、とりわけ、「言説は生活世界を構成する力をもつ」という発想に立脚した組織開発ツールの開発を行った。具体的には、以下の4つのツールを開発した。 ①インフォーマルな言説(居酒屋のセリフ)を収集・分析するツール ---- インフォーマルな言説を多数収集、分析した結果、とくに組織上層部に関する言説を分析するツールとして有用であることが見出された。広範な組織で使用できる項目を選定し、短時間で実施可能なアンケートの形でツール化した。 ②良好な職場の「当たり前」をメッセージ化し、他の職場や上層部に発信するツール ---- 組織の良好職場に研究者が入り込み、現場での言説と日常的活動を抽出し、それを水平展開する一連の手続きをシステム化し、実際の組織で試行した。調査対象となった良好職場にとっても、自らの強みを自覚化する上で有効であることが確認された。 ③職場メンバーの長所に関する言説を新しい企画に結びつけるツール ---- 「長所マトリックス」(メンバーiが述べたメンバーjの長所を(i, j)要素とするマトリックス)を作成し、異なるメンバーの長所を組み合わせることによって、職場内の新しい活動を構想・企画する手法を開発し、いくつかの職場で試行した。 ④管理・監督者が「夢の活動」(活動ビジョン)を描くツール ---- エンゲストロームの活動構造図を簡略化した構造図を考案し、それを用いて管理・監督者が「夢の活動」を描き、言説化する研修方法を開発した。病院組織を中心に多くの組織で実施した結果、その有効性が確認された。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(2 results)