2012 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
22530418
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Research Institution | Hiroshima City University |
Principal Investigator |
大東和 武司 広島市立大学, 国際学部, 教授 (40152194)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 国際経営 / 多国籍組織 / 非営利組織 |
Research Abstract |
公開責任のない多国籍組織の国際展開に係わる視点、とりわけ非営利の多国籍組織としての国際展開およびその可能性に関して、研究協力者等とともに、主に次にあげる研究成果を残した。国際ビジネス研究学会中四国部会では「フリースタンディング非営利組織の一視点」として、2008年施行の「一般社団法人」が非営利組織として、19世紀後半に英国等で登記され米国等向け資金調達・運用を行った「フリースタンディング・カンパニー」の現代版になりうる視点について検討した。次いで、同報告をふまえ、パートナーシップの組織哲学の継承の視点を加え、“NEXT NON-PROFIT TYPE THE FREE-STANDING IN JAPAN -Introduction of General Associational Corporation and Historical and Derivative Flow of Mediterranean Partnerships-”として発展させ、Paris EBHA-BHSJ Conferenceで報告した。そしてさらに、大震災からの復興への非営利性をともなった国際的資金調達および事業展開の視点およびその可能性を考察し、"The 3.11 Disaster from the Perspective of International Business: The Free-Standing Association and the Possibility of Mutual Support"としてまとめ、広島市立大学国際学部叢書の1つの章とした。この視点は、今日の国際社会におけるBOP地域への有益な資金配分および事業展開の方策としての非営利多国籍組織の可能性にも示唆を与えている。また、「多国籍企業の史的検討」(『多国籍企業と新興国市場』文眞堂)も本研究に係わる成果である。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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