2012 Fiscal Year Annual Research Report
網羅的な事例収集を基礎とした企業不祥事のデータベース化
Project/Area Number |
22530421
|
Research Institution | Reitaku University |
Principal Investigator |
梅田 徹 麗澤大学, 外国語学部, 教授 (70193935)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大野 正英 麗澤大学, 経済学部, 准教授 (80573724)
|
Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
|
Keywords | 企業不祥事 / 企業倫理 / コンプライアンス / 経済刑法 |
Research Abstract |
本研究は、企業不祥事とは何かを規定し、それに基づいて、企業不祥事の具体的な事例を、過去20年間の新聞記事の中から抽出する作業を経て、企業不祥事の網羅的なリストを作成し、一定の形式を備えた企業不祥事のデータベースを構築することを目的としている。研究は4つの段階に分けて行う形で計画を立案した。第一は、「企業不祥事」について概念規定を行い、その上で不祥事の分類を行うこと、第二は、一定範囲の新聞報道から企業不祥事の事例をできるだけ網羅的に抽出すること、第三は、抽出した企業不祥事の事例をもとに一定の形式を備えたデータベースを構築すること、そして、第四は、企業不祥事の事例を観察し、企業不祥事に見られる一定の傾向を分析することであった。昨年度までは、1990年から2009年までの20年間における企業不祥事の事例を新聞から抽出し、その記事内容を収集する作業を継続して行ったが、すべての年代について情報収集作業を終えることができなかった。今年度は、引き続き情報収集作業を継続した。また、事例の収集が終わった年代については、逐次、収集した不祥事事例の内容を概略化する作業をも同時に継続した。概略化の作業には、有料のデータベースを利用した。途中、予想以上の作業の遅れが発生したため、作業および研究は計画通りに完了しなかった。作業が完了した範囲としては、第一に、過去20年間における主要な企業不祥事の事例そのものを簡単な形で抽出することができたこと、第二に、10年分の企業不祥事についてはその具体的な内容までを把握することができたことである。結果的には、残念ながら、所定期間内に、外部への公表に耐えられる、一定の形式を備えたデータベースを完成させることはできなかった。残された作業については、個人研究費等を利用しながら継続する予定である。
|
Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
|