2010 Fiscal Year Annual Research Report
スポーツを通じたGC2.0展開に関する国際比較研究
Project/Area Number |
22530440
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Research Institution | Doshisha University |
Principal Investigator |
横山 勝彦 同志社大学, スポーツ健康科学部, 教授 (70191517)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
伊吹 勇亮 京都産業大学, 経営学部, 准教授 (60410255)
来田 宣幸 京都工芸繊維大学, 工芸科学研究科, 准教授 (50452371)
松野 光範 同志社大学, 総合政策科学研究科, 講師 (30572268)
吉田 浩之 奈良産業大学, 情報学部, 准教授 (30461198)
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Keywords | 経済学 / 企業の社会的責任 / 国際比較 / スポーツ |
Research Abstract |
今年度は、研究全体の目的であるグローバル・コンパクト(以下、GC)に関する国際比較研究を行う準備段階として、文献研究と国内調査を主な活動としてきた。各項目は研究メンバーが分担して実施した。 1. 文献研究:GC、スポーツ、ならびにスポーツと社会との関わりについての邦文献および洋文献を入手し、レビューを行った上で事例調査におけるヒアリング項目の洗い出しを行った。レビューの結果、GCは発足後10年が経ったが、正当性および強制力について国内外で議論となっており、このことがGC参加組織数の増加の抑制要因になっていることが明らかとなった。 2. 日本事例調査(GC加盟組織):6月(プレ調査)および3月に、計6組織に対しヒアリング調査を行った。内訳は企業2、自治体1、教育機関1、公益法人2である。主な結果として、加盟は個人的なコネクションによるものが多いこと、ローカル・ネットワーク事務局への期待は過度に持つべきではない、といった見解が示され、日本の参加組織の全体性は見えにくいことが判明した。 3、 日本事例調査(ネットワーク事務局):3月に日本におけるローカル・ネットワークの事務局である、GC-JN事務局に対しヒアリング調査を行った。国によって多少のばらつきはあるが、グローバル・コンパクトの意義目的から考えると単なる加盟組織増を喜ぶばかりではなく、量と質のバランスのとれた発展が望まれていることがわかった。また、次年度の海外調査に関する協力要請についても快諾を得た。 4. その他:8月にAcademy of Managementの年次大会に出席し、GCに関連する複数のセッションに参加したことで、GC研究の世界的権威の1人であるA.Rasche教授と知己を得ることができた。現地での議論に加え、その後もメールベースで交流を続けており、彼からも海外調査への協力をいただけることになっている。
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Research Products
(1 results)