2010 Fiscal Year Annual Research Report
日米ICT多国籍企業とアジアICT企業の研究開発力に関する国際比較
Project/Area Number |
22530443
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Research Institution | Ryukoku University |
Principal Investigator |
夏目 啓二 龍谷大学, 経営学部, 教授 (10175515)
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Keywords | ICT企業 / 多国籍企業 / 研究開発力 / ICT人材 / 国際移動 |
Research Abstract |
2010年度に実施した研究実績は、大きくわけて3つの研究成果に分けることができる。その第1は、研究実施計画に基づき、日本とアメリカのICT企業のサービス事業における人材育成(人材開発)に関するヒアリング調査を4回に分けて実施し、その内容を調査報告書にまとめた。調査報告「日本アイ・ビー・エム株式会社における経営戦略と人材育成」(『龍谷大学経営学論集』第50巻第2/3号(査読有り)2010年12月15日発行、31~47頁)、調査報告「シスコシステムズ合同会社における人材育成」(『龍谷大学経営学論集』第50巻第4号(査読有り)2011年3月10日発行、134~146頁)、調査報告「NECのITサービス事業における人材育成」(『龍谷大学経営学論集』第51巻第1号(査読有り)2011年6月30日発行予定)がそれである。富士通株式会社のヒアリング調査は、次年度に報告書としてまとめる予定である。 その第2は、本研究の課題である「日米ICT多国籍企業とアジアICT企業の研究開発力に関する国際比較」をまとめるにあたり、昨年までの科研費補助金(基盤研究B)の成果と本年度に実施した調査報告の成果をまとめて学術論文「リーマンショック後のアジアICT企業」(『アジア経営研究』第17号(査読有り)2011年6月発行予定と巻頭言「市場の危機から政府の危機へ」(『比較経済体制研究』第17号(査読無し)010年12月発行、1-3頁)を研究成果としてまとめた。そして、これらの学術論文をまとめるために学会報告したのが、第3の研究成果である。「世界から見たアジアICT企業の競争力と人材の国際移動」(アジア経営学会第17回全国大会(札幌大学)2010年9月12日)、「世界金融危機後のアメリカ多国籍企業」(アメリカ経済史学会第53回全国大会(関西大学千里山キャンパス):2010年10月9日)がそれである。
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Research Products
(7 results)