2010 Fiscal Year Annual Research Report
訪日韓国人旅行者の観光行動に関する研究:量的及び質的調査を用いた旅行障壁の分析
Project/Area Number |
22530457
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Research Institution | Tamagawa University |
Principal Investigator |
折戸 晴雄 玉川大学, 経営学部, 教授 (70459296)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中村 哲 玉川大学, 経営学部, 准教授 (40348355)
渡辺 幸倫 相模女子大学, 学芸学部, 講師 (60449113)
鈴木 涼太郎 相模女子大学, 学芸学部, 講師 (70512896)
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Keywords | 訪日旅行 / 日本旅行への添乗業務 / 国際研究者交流 / ガイドブック / プログ / インターネット / 観光行政 / コミュニケーション / 個人旅行 |
Research Abstract |
本研究は、1) 日本・韓国の観光に関する基礎研究・調査、2) 実際の訪日旅行者の経験の調査の2段階で構成され、調査方法は、質問表を中心とした量的調査、集中的なインタビュー及びエスノグラフィを含む質的調査の両面から行うものである。ただし、採択時期が平成22年度の後半となったこと、及び東日本大震災の影響による韓国人旅行者の激減の状況を鑑み、当初計画された基礎研究(理論研究、方法論など)及び、基礎調査を平成23年8月までを目途に継続することとした。 初年度の本年は、文献による理論研究、及び来年度予定の質的調査(インタビュー、エスノグラフィ)の基礎調査として日本在住の韓国人へのグループインタビュー(平成23年2月)、現地調査(平成23年2月、3月)を行った。特に、2回にわたって実施した現地調査では、ガイドブックなどの資料収集のほか、観光関連事業に携わる者(訪日観光客を扱う旅行会社社員及び添乗業務者、日本政府観光局ソウル支局及び本局、自治体国際化協会ソウル事務所、韓国観光公社本部等)及び、在韓国訪日旅行経験者への聞き取りを行い、情報提供や今後の調査への協力を取り付けた。訪日旅行に関する統計・資料が少ない中、韓国人研究者を含めた観光関連の人脈や、在韓国日本人にインタビューができたことは今後の研究に大いに役立つものとなった。特に、本研究の主な対象となる20代、30代の若者の個人旅行者に特徴的な情報収集・コミュニケーション方法(インターネット上のプログなど)について詳しく聞くことができた。 なお、これらの基礎研究・調査の一部をとりまとめた論考を、平成23年6月の綜合観光学会にて発表する予定である。
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