2011 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
22530458
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Research Institution | Tokyo Keizai University |
Principal Investigator |
小木 紀親 東京経済大学, 経営学部, 教授 (20299358)
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Keywords | 医療機関 / マーケティング / ケース |
Research Abstract |
平成23年度の研究成果としては、平成22年度同様、当初目標とした「研究の目的」及び「研究実施計画」にほぼ則り、(1)マーケティングとの関連で、国内外の複数の医療機関(病院)に赴いての調査による収集・蓄積的成果をあげられたこと、(2)その中で得た一部を研究成果として論文等の形で発表したこと、があげられる。そうした意味においては、ある一定の成果を達成でき、意義のある研究を進めることができたと考えている。 具体的には、研究材料の収集として、いくつかの国内外の医療機関を訪問あるいは調査することによって、期待された知見または予期できなかった知見が得られたのと同時に、そこでは、新たな研究上の発見がいくつか見出された。これらの成果は、本科学研究費助成によるところが極めて大きいと言えようが、総じて本年度の研究成果としては、来年度以降、さらなる医療機関の訪問調査を通じて、本研究を深彫りしていく研究の土台が出来上がったと考えている。 また、研究業績としては、これまでの国内外の医療機関に対する調査に加えて、とりわけ本年度は、愛知県看護協会の協力の下、各医療機関の看護管理者へのインタビュー調査などにおいて、論文という形で成果をあげることができた。その他、まだ目に見える成果とはなっていないが、現在、様々な医療機関(主に愛知県、岐阜県、三重県など)におけるケース開発の一部の取り組みを進めている最中である。それらは、次年度以降、顕在化した研究成果として実を結ぶと考えている。 いずれにしても、本年度の研究材料の収集・蓄積から、様々な研究の糸口が見え始めており、そうした点をうまくアウトプットに転換させていく努力が、来年度以降求められるところである。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
国内外における医療機関の調査研究も順調に進んでおり、少しずつではあるが、一定の成果も上げていることから、おおむね順調にきていると考えられる。ただ、ケースそのものの開発は、徐々に研究材料は蓄積されつつあるものの、仕掛品のものが多く、まとまった形で成果として公表できていないのが残念である。最終的な報告書にはある程度形あるものとしてまとめたい。
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Strategy for Future Research Activity |
これまで同様、スタイルを変えず、地道に研究を進めていきたい。いまのところ研究計画の変更あるいは研究を遂行する上での大きな問題点はない。
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Research Products
(1 results)