2012 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
22530463
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Research Institution | Meiji University |
Principal Investigator |
水野 誠 明治大学, 商学部, 准教授 (10361304)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | CRM / 消費者間相互作用 / クチコミ / エージェントベース・モデル / 構成的手法 / ソーシャルメディア / ソーシャルCRM |
Research Abstract |
本研究課題は一貫して、①行動様式が可変的で、②ソーシャルメディア等を通して相互依存的な消費者に対して、③必ずしも情報が完備されていない状況下でのCRMのあり方を探るためのエージェントベース・モデリングの構築を目指してきた。今年度の具体的な課題として昨年度末に掲げたのは、(1)①②を考慮したクチコミと新製品採用(新規顧客獲得)のモデルについて、過去2年間に実施した研究の集大成を行うこと、(2) このようなモデルを、製品と顧客の両面におけるロングテール現象の基礎にある顧客の多様性追求行動と結びつけ、それが時間とともにどう発展するかを、実際の顧客データベースを通じて明らかにすること、(3)上述の③に対応して、顧客間の関係が完全には観察されていない状況でのエージェントベース・モデリングの方法論を確立することであった。(1)については、その成果の一部を概観する論文が掲載された。(2)については過去2年の成果を継承する研究を行っているが、論文発表に至る成果は上がっていない。最も進展があったのは(3)で、新たに入手したアフィリエイト広告の利用者に関する調査データを活用し,見えない関係を仮想的に構成する方法論の研究を進め、国内外の学会での発表や論文の投稿を行った。本研究課題に取り組むなか、新たに追加された問題意識として、ソーシャルメディアの効果を取り込むべく、まずはTwitter上の製品・ブランドに関する発言を収集し,そのダイナミクスを解明する研究を行った。その成果は近々発表される予定である。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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