2012 Fiscal Year Annual Research Report
社会人学生を対象とした社会福祉士養成教育に関する研究
Project/Area Number |
22530638
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Research Institution | Nihon Fukushi University |
Principal Investigator |
杉本 浩章 日本福祉大学, 福祉経営学部, 助教 (50449469)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
齊藤 晋治 日本福祉大学, 福祉経営学部, 助教 (00368804)
明星 智美 日本福祉大学, 福祉経営学部, 助教 (10341299)
小松尾 京子 日本福祉大学, 福祉経営学部, 助教 (20587117)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 社会福祉専門職 / 社会人 / 演習教育 / 実習教育 / 実習指導 |
Research Abstract |
第一調査は,社会経験を活かして学ぶための演習教育プログラムとテキスト学習の実態を明らかにするための調査である.過年度に実施したグループインタビュー調査の分析を進め,実習前にはテキスト学習への認識が軽くテキスト内容との距離を感じていること,実習後にはテキスト学習の積極的な位置づけがみられた反面,ひとり学習の困難さなどが抽出された.それらの成果は,日本社会福祉教育学会等で報告した. 第二調査は,実習免除制度が適用される者を対象とした,演習教育のあり方を明らかにするための調査である.実習免除者は実習履修者に比べ,社会経験と演習の相互作用の中で学びを深める割合が高いこと等が明らかになった.それらの成果は,日本社会福祉学会で報告した.なお,第三調査とともに,2012年度以降も継続してデータ収集ができる体制をとり,縦断データに基づく分析を継続する. 第三調査は,実習マネジメント・実習プログラミング・実習スーパービジョンの実態とその成果を明らかするための調査である.学習成果の高低には,実習プログラムと事前学習の関連付けや実習目標の明確化など,実習教育プログラミングにかかる因子が関与する可能性が示唆された. 第四調査は,実習プログラムに基づく実習評価の実態を明らかにするための調査である.質的データでは,社会福祉士として伝えたいことが実習プログラムに反映されるが,実習評価にあたっては評価者としての悩みや迷いが生じ,社会福祉士像を模索しながら取り組む姿がみられた.その成果は,論文「実習指導者の実習評価における困難さに関する研究」にまとめた.量的データでは,実習評価の重点は実習の「成果」ではなく「過程」にあることなどが明らかになり,速報値をもとに「調査報告 実習プログラミングと実習評価に関する調査」を著した.
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(6 results)