2014 Fiscal Year Annual Research Report
ポジティブ心理学を背景としたサスティナブルな心性の発見・促進ツールの開発
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22530668
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Research Institution | Toyo University |
Principal Investigator |
堀毛 一也 東洋大学, 社会学部, 教授 (10141037)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | サスティナビリティ / ポジティブ心理学 / サスティナブルな心性 / サスティナブルな行動 / 介入研究 / サスティナビリティ測定尺度 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は、研究の最終年度として、成果のとりまとめに向けた準備を行った。まず、昨年度末に行ったシンポジウムの内容を、「持続可能なwell-beingをどう目指すか」という表題で応用心理学研究に掲載した。また、サスティナブル心性・行動尺度の改訂版について、ヨーロッパ・パーソナリティ心理学会で報告し、参加者と論議した。また秋には、この尺度を用いた介入研究を実施した。具体的には、サスティナブル行動尺度に回答を求め、その結果について、1)強みフィードバック群(サスティナブル行動因子の得点の高い領域に注目させる群、n=55)、2)弱みフィードバック群(行動因子の得点の低い領域に注目させる群、n=44)を設け、1週間にわたり、その領域での行動に注目させ、サスティナブルな行動が増加するかどうか、統制群(n=15)との比較を行った。その結果、強み群、弱み群とも、統制群に比べサスティナブルな行動が増加し、介入効果があることが示されたが、強み群と弱み群の間の差は明確にならなかった。これらの内容については、本年6月に開催される第4回ポジティブ心理学会で報告する予定であり、発表はすてにアクセプトされている。また本年開催予定のいくつかの国内学会でも、心性への影響等も含めた結果について報告を行い成果報告としてまとめる予定である。さらに、研究の終了にあたり、サスティナブル心性・行動尺度に関し大規模なweb調査を行い、これまでの知見を確認・修正したうえで、大学ホームページに、「サスティナブル心性・行動測定ツール」として公表する予定である。アクセスし、尺度に回答すると、個々の心性・行動傾向が偏差値として表記されるようになっている。現在β版の作成に至っており、成果報告書までには完成する予定で、今後もこのツールを用いて介入研究を継続してゆく。
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Remarks |
(1)現在webページ構築中
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Research Products
(4 results)