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2012 Fiscal Year Annual Research Report

職場での動機づけ向上体験における感動の効果性に関する研究

Research Project

Project/Area Number 22530672
Research InstitutionToyo University

Principal Investigator

戸梶 亜紀彦  東洋大学, 社会学部, 教授 (60264917)

Project Period (FY) 2010-04-01 – 2013-03-31
Keywords動機づけ / 就業形態 / 性別 / 若年労働者 / 感動体験 / 年齢差
Research Abstract

本年度は、これまでに行ったインタビュー調査とインターネット調査から得られた職場での動機づけ向上に必要な事柄およびそれらを包含した体験をより感動的にするための検討結果に基づいて、現場での応用に向けた検討を行った。そのため、人事や教育に携わった部署の方々へのインタビューなども行い、現場への実践的応用に向けた準備を行った。そこで明らかになったことは、人事や教育を担当する方々から貴重な意見は伺えたものの、円高をはじめとする景気後退に歯止めのかからない状態では、企業に協力してもらうことが困難な状況であるということであった。当初は、協力要請のできていた企業もあったが、結局のところ、現場での実施はできなくなってしまった。
そこで、代替案として、若年層(18~34歳:正社員、派遣・契約社員、アルバイト・パート社員各200名、計600名)と年上層(35~55歳:正社員200名)に対して、これまでに示された動機づけ向上に関する事柄について、インターネット調査を実施し、主に両者の見方の相違について検討を行った。この調査の目的は、調査によって抽出された体験による動機づけ向上効果の評価に関する齟齬の有無について検討するためである。収集されたデータの分析の結果から、若年層の方が年上層よりも提示された体験による動機づけ向上効果を全般的に高く評価する傾向が認められた。特に、女性の年上層は、提示された動機づけ向上体験の効果を低く評価する傾向が認められた。これらの結果意外にも、性別や就業形態によって動機づけ向上効果に違いのあることが示された。
以上のことから、本研究の知見を現場で応用するには、年上層にこれらの体験の効果を理解してもらことが重要であることが示唆された。また、挫折体験は、動機づけ向上につながる者と潰れてしまう者に二分されることが示された。この違いを生む要因についても検討の余地がある。

Current Status of Research Progress
Reason

24年度が最終年度であるため、記入しない。

Strategy for Future Research Activity

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • Research Products

    (4 results)

All 2013 Other

All Journal Article (1 results) Presentation (3 results)

  • [Journal Article] 職務動機づけを高めた出来事に関する検討(2) -仕事への責任・組織での役割を自覚した体験について-2013

    • Author(s)
      戸梶亜紀彦
    • Journal Title

      東洋大学社会学部紀要

      Volume: 51巻1号 Pages: 掲載確定

  • [Presentation] 動機づけ向上のためのシナリオ作成(6)-就業状況・勤務形態による労働価値観の相違について-

    • Author(s)
      戸梶亜紀彦
    • Organizer
      日本心理学会第76回大会
    • Place of Presentation
      専修大学
  • [Presentation] 動機づけ向上のためのシナリオ作成(7)-勤務形態による動機づけ効果の違いについて-

    • Author(s)
      戸梶亜紀彦
    • Organizer
      日本社会心理学会第53回大会
    • Place of Presentation
      つくば国際会議場
  • [Presentation] 動機づけ向上のためのシナリオ作成(8)-就業状況による動機づけ効果の違いについ

    • Author(s)
      戸梶亜紀彦
    • Organizer
      日本認知科学会第29回大会
    • Place of Presentation
      仙台国際センター

URL: 

Published: 2014-07-24  

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