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2011 Fiscal Year Annual Research Report

高齢者のQOL向上のための集団形成要因に関する研究

Research Project

Project/Area Number 22530686
Research InstitutionKoshien University

Principal Investigator

藤田 綾子  甲子園大学, 人文学部, 教授 (60030045)

Keywords高齢者 / 課題集団 / 情緒的集団 / 集団形成
Research Abstract

「研究の目的」は、情緒的繋がりを中心とした退職後の高齢者集団の形成過程に関する知見を得ることであった。
そのために、本研究では、平成22年度は、高齢者が1年間の集団活動(学習集団)に参加する前と後でどのような変化が見られたかについて調査を行った。その結果「生活の充実」「社会への関心」が有意に伸びていること。特に「社会への関心」に繋がる「社会貢献活動」(プロダクティブエイジング)への志向性は統計的に有意に上昇をしていることが明らかになった。
平成23年度は、高齢者集団の学習集団のリーダーとして位置づけられていた、イノベーターに集団運営について、メンバーとの関係、メンバーについての思い、組織内の葛藤等について自由記述による質問紙調査を行い、結果については現在分析中である。
以上から、中間的に考察されることは、高齢者の自主的集まりである集団は、仲間づくりという情緒的繋がりを背景に持っていること、しかし、集団を形成するためには課題があること、集団という組織を形成して役割分担はあるもののメンバー間に上下関係はないという前提を持っていることなどから、リーダーシップあり方への考察が期待される。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

当初の計画に基づき、22年度、23年度の調査、面接は修了していること。分析については、22年度は修了して、紀要への論文執筆も行っている。23年度の分析は1ケ月程度おくれているものの、データ入力はすでに修了しているので、おおむね順調と評価できる。

Strategy for Future Research Activity

平成24年度は本研究計画の最終年度にあたるので、6月に最終の調査を行う。調査票の作成と調査対象者の了解は確認済みである。今後は、最終調査の分析とまとめを行った後、22年度からの24年度までの調査研究のまとめを行い報告書を作成する。
研究計画の変更・問題点は現時点では特にない。

  • Research Products

    (2 results)

All 2012 2011

All Journal Article (2 results)

  • [Journal Article] 高齢者の高齢者による学習講座企画・運営に関するモデル構築のためのアクションリサーチ2012

    • Author(s)
      藤田綾子
    • Journal Title

      甲子園大学紀要

      Volume: 39 Pages: 121-127

  • [Journal Article] 高齢者のプロダクティブエイジング志向性尺度の開発と応用に関する調査研究2011

    • Author(s)
      藤田綾子
    • Journal Title

      甲子園大学紀要

      Volume: 38 Pages: 163-172

URL: 

Published: 2013-06-26  

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