• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2010 Fiscal Year Annual Research Report

ネガティブプライミング(時系列効果)把握のためのストループ検査の改良と標準化

Research Project

Project/Area Number 22530739
Research InstitutionKobe University

Principal Investigator

嶋田 博行  神戸大学, 海事科学研究科, 教授 (50162681)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 箱田 裕司  九州大学, 人間・環境学研究科(研究院), 教授 (50117214)
宇津木 成介  神戸大学, 国際文化学研究科, 教授 (70283851)
Keywordsストループ効果 / ネガティブプライミング / コンフリクト適応効果 / 臨床検査法 / ストループ検査 / フィールド実験 / 認知心理学 / 認知コントロール
Research Abstract

認知心理学で熱心に研究されている研究テーマとしてネガティブプライミングがある。もともとネガティブプライミングは、ストループ課題を使って、見いだされた現象であるが、臨床検査法としてのストループ検査にはこの成果が十分に生かされていなかった。本研究は、基礎的な認知心理学の実験場面と、フィールド実験と臨床場面とを繋ぐ研究として計画された。ネガティブプライミングとは、先行試行に含まれるワード(e.g.,あか)を抑制しなければならないとき、その後の試行で命名すべきカラーが(e.g.,あか)で現れたときに反応時間が遅くなり、ストループ効果が強くなる現象である。このような時系列の効果は、時系列効果としてのコンフリクト適応効果(不一致試行の後で、ストループ効果が低下する効果)と対比する効果として盛んに研究されている。今年度は、実験室において、ボーカル反応だけでなく、キーボード反応(4選択と2選択)も取得した。そして、これらのコンフリクト適応効果とネガティブコンフリクトとの関係、およびストループ干渉量の関係を調べた。さらに、臨床場面で行われていた検査法の時系列の出現順序について検討した。従来の検査法は、出現順序について十分検討されていないことが分かった。その成果は、日本心理学会第74回、第75回大会で発表ないし発表予定(ワークショップを含む)である。さらにMemory & Cognitionに投稿済みである。集団式の簡便なノートパソコン接続の検査法(ボタン押し)の開発を行い、データ取得まで行うことができた。出現順序をコントロールすることにより、基礎実験場面で行われてきた成果をフィールド場面、臨床場面に応用するとともに、フィールド場面、臨床場面で、ネガティブプライミング等の時系列の反応データを取得することが可能になった。

  • Research Products

    (3 results)

All 2010

All Journal Article (2 results) (of which Peer Reviewed: 1 results) Presentation (1 results)

  • [Journal Article] ストループ効果に関する基礎研究(1)-コンフリクトモニタリングとプライミング2010

    • Author(s)
      嶋田博行、芦高勇気
    • Journal Title

      日本心理学会第74回大会発表論文集

      Volume: 74 Pages: 684-684

  • [Journal Article] Are Stroop facilitation and interference effects enhanced by an accompanied auditory word?2010

    • Author(s)
      Hiroyuki SHIMADA, Yuki ASHITAKA
    • Journal Title

      Fechner Day 2010. International Society for Psychophysics

      Volume: 26 Pages: 545-548

    • Peer Reviewed
  • [Presentation] ネガティブプライミングとストループ課題2010

    • Author(s)
      嶋田博行
    • Organizer
      日本心理学会第74回大会、ワークショップ「ストループ研究の現在」
    • Place of Presentation
      大阪大学
    • Year and Date
      2010-09-22

URL: 

Published: 2013-06-26  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi