2012 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
22530817
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
田中 耕治 京都大学, 教育学研究科(研究院), 教授 (10135494)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
西岡 加名恵 京都大学, 教育学研究科(研究院), 准教授 (20322266)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 教育評価 / 活用 / 授業づくり / パフォーマンス評価 / ルーブリック / 思考力・判断力・表現力 / 指導方法 / 実践事例 |
Research Abstract |
今年度は、以下の3つの研究の柱に沿って研究を進めた。 (1)諸外国における教育評価と授業づくりに関する調査 ①これまでに調査を行った日中両国の教育課程および学力実態の差異をふまえて、両国間の授業づくりの相違を明らかにした。②これまでの文献調査によって明らかにした米国におけるパフォーマンス評価の理論と密接に結びついた授業設計論である「逆向き設計」論が、現地でどのように実践されているのかを調査した。「逆向き設計」論の米国での活用について調査し、教育評価と授業づくりが実際の場面において具体的にどのように結びつくのかを明らかにした。 (2)先進実践事例の国内調査 ①昨年度に引き続いて香川大学教育学部附属高松小学校を訪問し、教育評価の改革によって授業がどのように変化しているのかを調査・分析した。授業を観察し、教員へのインタビュー調査を行うとともに、先進的な評価と授業づくりの実践における成果と課題について教員にレクチャーを依頼した。②先進実践事例に関する文献や資料の収集と分析を行い、評価改革の取り組みの実態と傾向について分析した。 (3)活用の授業づくり 京都市立高倉小学校との共同研究を継続・発展させた。本年度は特に次の活動を行った。 ①パフォーマンス評価を導入した単元構想を開発し、その授業実践場面の観察を行うことによって、パフォーマンス評価の教育評価としての意義と課題を実践的に検証した。②これまでに開発したパフォーマンス評価の課題や評価規準を、新たな単元構想にどのように活用するのかについて検討する。このことによって、教科に共通する評価規準と単元固有の評価規準を明確化した。③3年間の取り組みをまとめ、評価の改善が具体的に授業をどのように変えたのか、また授業実践を通して評価規準と評価方法がどのように改善されたのかを分析した。以上の3つの柱における成果を、最終報告書にまとめた。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(7 results)