2011 Fiscal Year Annual Research Report
韓国幼稚園・保育所の第三者評価政策に関する調査研究
Project/Area Number |
22530870
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Research Institution | Nagoya City University |
Principal Investigator |
丹羽 孝 名古屋市立大学, 大学院・人間文化研究科, 名誉教授 (10113325)
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Keywords | 韓国 / 幼稚園 / 保育施設 / 評価認証制度 / 保育の質 / 幼稚園評価 / ヌリ課程 / 保育情報センター |
Research Abstract |
1.韓国における保育施設評価認証制度の進展状況棟について、調査研究を行った。 第1、2011年7月、釜山大学校林再澤教授に依頼し、釜山地区の保育施設第三者評価の進捗状況及び、課題についてヒヤリング及び調査した。調査は全羅南道保育情報センター(チャンウオン)ら当該地区の第三者評価の実態当面課題について、レクチャーを受け、多くの情報を収集できた。 第2、ソウルを訪問し、多くの専門家たちにインタビューを行った。専門家たちとは城南市幼稚園長(評価専門委員)、ソンナム市育情報センター長、スウオン市オリニジップ園長、チョンミラキョンウオン大学校教授だった。また、当時進行中であった5歳児幼保共通課程に関連して、作成委員のお一人であるムンミオクソウル女子大学校教授に面会し、5歳ヌリの開発背景、当面課題棟について情報を得た。 第3,5歳ヌリ課程が3月2日から施行されるということで、其の実施にかかる府が刊行した5歳ヌリ課程用指針書、ヌリ課程解説書及び10冊にわたる教授用指導資料を入手するために、政府機関を訪問し、全13冊の貴重な資料を入手できた。 第4,本年(2012.7.7)に予定している、第三者評価に係る日韓国際シンポジウムでの韓国側招待者に接触し、了解を得た。また、日本側報告者についても齋藤善郎愛私幼研究部長、児島愛知県保育施設第三者評価センター長に接触し、了解を得た。これによって、7月の第三者評価を主題とする日韓国際シンポジウムの開催が決定できた。 第5,貴重な新しい文献を入手できた。一つは韓国教育年鑑(韓国教育新聞社刊)の2011年版、二つには、5年に一度の出版である『韓国幼児教育白書』(韓国幼児教育学会編)である。これらの資料の内容は研究上、とても重要な情報源となっている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当該年度は3回の韓国調査(釜山地区、仁川地区、ソウル地区)を実施し、当該地方の第三者評価の実施状況を調査できた。また、合わせて、2011年第三者評価(幼稚園/保育所)に関する政府資料を多数入手できた。
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Strategy for Future Research Activity |
1.本年度は、本研究の最終年度であり、3年間に渡る研究成果のまとめを、冊子の形で整理し、公刊したい。 2.研究成果の公開という趣旨ものと、幼稚園/保育施設に関する第三者評価政策の日韓国際シンポジウムを開催する。内容は以下の如くである。 日時:7月7日、名市大人文社会学部棟、愛知県私立幼稚園連盟園長研修と合同。名市大人間文化研究所後援 講師:韓国から2名、日本の幼稚園評価について1名、保育所評価について1名、総括コメンテーター宍戸健夫。全国的に参加を呼びかけ、関心のある人たちに情報発信する予定。 3.学会報告 2004年5月5日、日本保育学会第65回大会で研究成果の一部を報告する。 4.本年度はこれに加えて韓国調査を3回実施し、特に幼稚園評価の実際について詳細に明らかにしたい。
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